2020年11月『韓国銀行』から「2020年10月の金融動向」のデータが出ました。外国人投資家が株式市場・債券市場でどのような動向であったかが分かります。同データによると以下のようになります。
2020年10月
株式:13.8億ドル
債券:-2.3億ドル
小計:11.5億ドル
株式:13.8億ドル
債券:-2.3億ドル
小計:11.5億ドル
外国人投資家は2.3億ドル債券を売り越しています。先月もご紹介しましたが、これまで外国人投資家は一貫して債券を買い越していました。それが、09月に「-0.1億ドル」と売り越しに転じ、10月には「-2.3億ドル」と、金額が拡大しました。
株式では「13.8億ドル」のプラスになっており、そのため小計は「11.5億ドルのプラス」です。しかし、先にご紹介したとおり、「本当に10月外国人投資家は13.8億ドルも買い越した?」と疑問を抱せます。
それはともかく、ここまでの累計では以下のようになります。
2020年01-10月累計
株式:-215.7億ドル
債券:223.3億ドル
小計:7.6億ドル
株式:-215.7億ドル
債券:223.3億ドル
小計:7.6億ドル
わずか「7.6億ドルのプラス」です。ちなみに2019年は「101.6億ドルのプラス」でした。
外国人投資家の動向にはこの先も注目です。
(柏ケミカル@dcp)