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「東南アジアの韓流人気に日本が危機感」という噴飯もの記事!不都合な真実を隠す

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韓国メディア『毎日経済』に「東南アジアでの韓流人気に日本が危機感」という記事が出ました。東南アジアで韓流スターの人気が高まっており、比べて日本文化はかつての地位を失っているというのです。

この『毎日経済』の記事の注目ポイントは、日本メディア『エノコミストOnline』に掲載された、

日本のコンテンツは世界中で人気」は「日本人の思い込みに過ぎない」という不都合な現実……タイで目撃した「韓流の強さ」と日本人の「自己陶酔」ぶり

という長いタイトルの記事を引いている点です。

同記事は「共同通信グループ株式会社NNA編集記者 安成志津香」と署名入りの記事で、この記事の主張は結びの文に表れています。以下に引用します。

海外のコンテンツ市場でアニメ以外の日本のコンテンツは競争力がさほど高くなかったという「身の丈の現実」を知ることと、その状況に対する「正しい危機感」である気がしてならない。

この安成志津香さんは、この結びの文につなぐために「ほほえみの国:タイ」でいかに韓流ブームが浸透しており、韓流スターに人気があるかを「反政府運動に対する寄付」が、

韓流スターへの寄付を通したものが多かった

ことを語り、日本の音楽シーンのスターをはるかに凌いでいると述べます。

ここに書き手読者の大きな乖離(かいり)があります。安成志津香さんは、どうもこの事実が「日本人を悔しいと思わせる」とでも考えているのかもしれませんが、韓流スターに夢中になっている日本の若い世代は「ああ、海外でも人気なんだね」とうれしいでしょうし、年配の方々は「ふーん」としか思わないでしょう。

ここが日本人のメンタリティーの薄い(というか強いかもしれませんが)ところで、よその芝生がどんなに生い茂っていても、どんなに青く見えたとしても、どこかの国の人のように火が出るほどそねんだりしないのです。

それは置くとしても、安成志津香さんの記事は、韓流スター・韓流ドラマに特化して日本の文化的地位は韓国に劣っているといわんばかり(そういっているの)ですが、これは、そうしないと「日本は身の丈を知れ」という自分の上から目線の主張に合わなくなるからなのです。

つまり、

漫画・アニメ
(+『任天堂』などのゲーム)

については語っていません。上掲の結びの文でも「海外のコンテンツ市場でアニメ以外の日本のコンテンツは競争力がさほど高くなかったという「身の丈の現実」を知ること……」と避けていますね。

漫画・アニメを入れると、「身の丈を知れ」と偉そうなことを言えなくなるからです。

安成志津香さんの記事から、日本のドラマと韓国ドラマの海外輸出規模を比べた部分を引用してみましょう。

(前略)
「韓国文化体育観光省」によれば、韓国ドラマの輸出額は18年に年間2億4,190万米ドル約230億円)で、これは日本ドラマ(3,148万米ドル=総務省)の約8倍の規模に上る
(後略)

と日本ドラマの輸出規模が韓国ドラマに比べて1/8の点を指摘しています。

まず、

日本人は日本製のドラマが海外で大人気になるなんて思っていない

という点を挙げておきましょう。

そもそも日本人は現在日本製のドラマをそんなに一生懸命見ているでしょうか? 『半沢直樹』は別ですよ。日本人すら見ていないドラマが海外で売れるでしょうか? そんなことを信じている日本人はいませんし、海外で売れないと困るんだと必死になって製作された韓国ドラマとは違うのです。

ですから、韓国ドラマの輸出金額が多いといわれても日本人は「ふーん」としか思わないでしょう。

次に、安成志津香さんの記事が避けた「漫画・アニメ」について触れましょう。

安成志津香さんが引いた、

日本ドラマの輸出金額3,148万米ドル

という数字は、総務省出典となっていますが、もしこれが「放送コンテンツの海外展開に関する現状分析(2018年度)」(報告書の日付は令和2年06月)のデータ(本稿末のURLを参照してください)を引いているなら、元データは「33億600万円」ですので、2020年11月28日のレート「1円=0.0096ドル」で換算して「約3,175万ドル」になります。

安成志津香さんが避けた「アニメの海外輸出金額」は以下になります。

2018年 放送コンテンツ海外輸出額
アニメ:405億2,600万円約3億8,924万ドル

上掲のとおり、安成志津香さんの記事によると、

2018年 海外輸出額
韓国ドラマ:約230億円2億4,190万米ドル

です。金額だけで影響力を比較するなら、日本のアニメは韓国ドラマの「1.76倍」あることになりますね(円建ての方で比較しました)。

同記事はわざと避けることによって、このような不都合な真実を隠しているのです。

つまり、韓国メディアが「東南アジメでの韓流の台頭に日本が危機感を覚えている」という記事の元になった、安成志津香さんの手に成る記事というのは、「漫画・アニメ」(+ゲーム)という日本の重要なコンテンツを除外して日本の文化的影響力を軽んじる――噴飯ものの内容なのです。

日本の文化的影響力を論じるのであれば、当然「漫画・アニメ」(+ゲーム)も入れてその影響力を測るべきしょう。なぜドラマと音楽スター(?)だけを切り取って、「身の丈を知れ」なんて偉そうな論評をしているのでしょうか。

もっとも、結びの文も「……『正しい危機感』である気がしてならない」という終わり方ですので、結局この記事は「安成志津香さんの心情の吐露」なわけです。『ダウンタウン』の浜田さんなら、「それはお前の気持ちやん!」と突っ込むかもしれませんね。

以下のリンクで安成志津香さんの記事を読めます。もしご興味があればリンク先記事をご覧ください。

⇒参照・引用元:『エノコミストOnline』「『日本のコンテンツは世界中で人気』は『日本人の思い込みに過ぎない』という不都合な現実……タイで目撃した『韓流の強さ』と日本人の『自己陶酔』ぶり」

⇒データ引用元:『総務省』「放送コンテンツの海外展開に関する現状分析(2018年度)」

(吉田ハンチング@dcp)

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