スマホ用のカメラなどで用いるCMOSイメージセンサーの需要が爆発的に高まっています。この分野で最高の技術を持ち、世界シェアのほぼ半分を押さえているのは『ソニー』です。
韓国の『サムスン電子』は世界シェア約21%で第2位。同社は「ソニーを追撃だ!」と奇声気勢を上げているのですが、足元でがぐらっとくる事案が起こっています。
2020年09月25日、アメリカ合衆国の『Pictos Technologies』(ピクトス・テクノロジーズ)が、『サムスン電子』をイメージセンサーについての4件の技術特許侵害で『ITC』(International Trade Commissionの略:国際貿易委員会)に提訴しました。
特許登録番号:6838651
特許登録番号:7064768
特許登録番号:7078791
特許登録番号:7800145
特許登録番号:7064768
特許登録番号:7078791
特許登録番号:7800145
の計4件の侵害とのことです。
2020年11月25日、『ITC』はこの案件で調査を実施することを内部投票で決定しました。以降、調査の結果を基に行政判事が判断を下すことになります。
さて、どんな結果が出るでしょうか。楽しみにお待ちくださいませ。
(柏ケミカル@dcp)