2020年12月09日、韓国メディア『マネートゥデイ』に興味深い記事が出ました。韓国の企画財政部が2021年度の国債発行額の上限を決定したというのです。以下に一部を引用します。
(前略)
アン・イルファン企画財政部第2次官が「2021年国債発行限度が176兆4,000億ウォンに決定された」と明らかにした。
(後略)
とにかく国債で資金を調達して、そのお金をまいた2020年はいくらだったかというと以下です。
2020年度の国債発行額:174兆5,000億ウォン
これよりも「1兆9,000億ウォン」増やして上限としました。ちなみに赤字国債の上限は以下としました。
赤字国債:93兆5,000億ウォン(10兆5,000億ウォン増加)
「93兆5,000億ウォン」は日本円で「約8兆9,760億円」です。一般人からすれば頭がぼうっとするような金額ですが、問題はこれで足りるかです。
先にご紹介したとおり、韓国のシンクタンクはなべて「景気回復が遅れる」と暗い顔になっており、チェ・ユンシク先生は「韓国の輸出は少なくとも3〜4年間、困難な状況から抜け出せないだろう」と予測しています。2020年度よりもお金をまかないといけなくなる可能性もあるのです。
また、注意しなければいけないのは金利です。結果は6カ月もすれば出ます。どうなるか注目いたしましょう。
(吉田ハンチング@dcp)