2020年12月11日『Reuters』が、スウェーデンの世界的通信機器メーカー『エリクソン』が韓国『サムスン電子』をアメリカ合衆国で提訴したことを伝えました。
『エリクソン』と『サムスン電子』には遺恨があります。
2012年に『エリクソン』は『サムスン電子』を特許侵害で提訴しています。この訴訟は2014年01月になって和解が成立。相互ライセンスを締結してそれまでの侵害についての特許料を精算。6億5,000万ドル(約676億円)を支払うことになりました。また、以降の特許料を支払いに『サムスン電子』は合意しています。
今回は、『Reuters』は「『サムスン電子』が契約上の違反を行った」とする提訴であると報じています。また、『サムスン電子』との交渉が長引くことが予想され、その期間は特許料が滞納されるので、『エリクソン』の2021年第1四半期の業績に10~15億クローナ(約124~186億円)に影響を与えるだろうとしています。
『サムスン電子』からすればその金額分請求されると考えられる訴訟なわけです。いつ決着がつくか不明ですがこの特許侵害が認定されると『サムスン電子』の業績にかなりの影響を与えそうです。
(吉田ハンチング@dcp)