イタリア国債(10年物)の利回りがそれまでの1.5%から倍の3.0%近くまで急騰したもので、さすがにイタリア政権担当者周辺も肝を冷やしたと見えます。極右政党とその名も高い『五つ星運動』ルイジ・ディマイオ(Luigi Di Maio)党首(下掲写真)が自ら「EU離脱を望まない」と発言。イタリア国債も少し利回りを下げました。
しかし、これまでの反EUの態度は何だったんだと支持した有権者から突き上げかねられませんからこの先も安泰とは決していえませんね。ポピュリズムに走る者はそのしっぺ返しを必ず喰らうものなのです。イタリア政界の流動化は今始まったばかりと考えるべきでしょう。
(柏ケミカル@dcp)