韓国『双竜自動車』の売却が不発に終わる可能性が高まりました。
02月28日までに新オーナーを見つけて法定管理申請を取り下げなければ、ソウル回生裁判所(破綻処理専門の裁判所)による手続きが開始される『双竜自動車』。
この期限までに新オーナー、また現在の親会社であるインド『マヒンドラ&マヒンドラ』と合意しなければなりません。新オーナー候補はアメリカ合衆国の輸入自動車の流通販売企業『HAAHオートモーティブ・ホールディングス』(HAAH)です。
2020年08月この『HAAH』の名前が出てからすでに半年近くになりますが、まだ合意には至っていません。韓国メディア『毎日経済』の記事によれば、『HAAH』と『マヒンドラ&マヒンドラ』の間で意見の対立があり、交渉期限である2021年01月22日までに合意点が見いだせなかったとのこと。
『双竜自動車』労働組合は売却交渉の協議体内で交渉が決裂した、という内容を組合員に伝えたとも報じています。
株式の売却手続き、資金の投入、部品メーカーの手形満期などを考えると、2021年01月中に売却交渉がまとまらなければならない
のですが、事態は緊迫しています。これが不発であれば(すでに事実上破綻していますが)会社の精算処理に進むのが必至と見られます。
(吉田ハンチング@dcp)