(よせばいいのに)2021年は韓国が昨年奇声気勢を上げた「韓国版ニューディール政策」が本格稼働します。
このうちの「グリーンニューディール」には、「再生可能エネルギーへの転換」というエネルギー政策が含まれています。
で、いよいよ2.8GW規模のセマングム太陽光発電システムの造成にかかります。ここには5兆8,000億ウォン(約5,510億円)が投入される予定。
セマングムというのは、全羅北道の黄海岸にある干潟です(上掲の場所)。この干潟の干拓事業が1991年から開始され、まだ完了していません。
まず上半期に0.2GW規模の太陽光発電所に着工、下半期には48兆5,000億ウォン(約4兆6,075億円)を投じる予定の世界最大規模の風力発電システム(8.2GW規模)のうち、0.2GW分だけを先に着工する予定です。
非常に勇ましいプランですが、実現できるかどうかは分かりません。
韓国の場合は次の政権が前政権の全否定にかかりますので、このような計画が最後まで推進されるかどうかは非常に疑問です。文在寅大統領としては、途中で止まらないように今年中に契約して着工してちゃおうという魂胆かもしれません。
で、次期政権が多大な違約金を請求されるというシナリオはいかがでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)