発火の話が尽きません。韓国『現代自動車』の高級ブランドとして知られる「ジェネシス」でリコールです。
↑リコールになった「G70」。PHOTO(C)『ジェネシス』
「ジェネシス」といえば、先日比類なきプロゴルファー、タイガー・ウッズさんが事故を起こした際乗っていたのが「ジェネシス」ブランドの自動車でした(GV80)。ウッズさんの命を救った!などと韓国メディアでは報じられていました。
2021年03月10日、アメリカ合衆国の『NHTSA』(National Highway Traffic Safety Administrationの略:運輸省道路交通安全局)は、「2019-2021 Genesis G70」(2019-2021年型のジェネシス G70)のリコールを発表しました(下掲の文書)。
この文書によると、欠陥の内容などは以下のようになっています。
The subject vehicles are equipped with Anti-Lock Brake System (“ABS”) modules that could malfunction internally and cause an electrical short over time potentially resulting in an engine compartment fire.
欠陥の内容:
対象車両にはアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)モジュールが搭載されていますが、これが内部で誤動作を起こし、時間の経過とともに電気的なショートが発生。エンジンルームの火災につながる可能性があります。
An electrical short could result in significant overcurrent in the ABS module increasing the risk of an engine compartment fire while parked or driving.
安全上のリスクの内容:
電気的なショートによりABSモジュールに大きな過電流が流れ、駐車中や走行中にエンジンルーム火災が発生する危険性があります。
Hyundai is actively investigating a root cause.
Identification of Any Warning that can Occur :
1. Smoke.
2. Burning/melting odor.
3. Illumination of the MIL and/or battery light.
原因究明:
『現代自動車』は根本的な原因を調査中です。
発生する可能性のある警戒すべき事柄
1.煙
2.焼けるような、溶けるようなにおい
3.MILランプやバッテリーランプの点灯
せっかくウッズさんの事故で有名になったのですが、韓国の自動車メーカーの「発火懸念によるリコール」が止まりません。
(吉田ハンチング@dcp)