韓国通貨当局が介入したことが判明!1,200ウォン到達の予測も

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韓国の通貨当局ウォン安を阻止するために為替介入を行ったという報道が出ました。

2021年08月20日付けの韓国メディア『中央日報(日本語版)』記事に見逃せない部分があります。以下に一部を引用します。

米国が緊縮に動くという観測から19日の為替レートは8ウォン以上のウォン安ドル高となった。

前日、企画財政部が市場に介入して1ドル=1160ウォン台まで値を戻したが、この日またウォン安ドル高に転じた。

1ドル=1200ウォンまでウォン安ドル高が進むという見方も強まっている
(後略)

⇒引用元:『中央日報(日本語版)』「韓国政府の介入は「一日だけの効果」…またウォン安ドル高へ」

以下のチャートをご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用/ローソク足1本が1日の値動きを示す「日足」です)。

赤い楕円で囲ったのが2021年08月18日のローソク足で、陰線になっています。

前日の17日に長い陽線となってウォン安が急激に進んだので、企画財政部が為替介入を行った結果、ウォン高に進行させたというのです。

しかし、ご覧のとおりウォン安圧力を翌日、そして本日ととどめることはできず、「1ドル=1,184ウォン」(本日2021年08月20日16:30現在)まできています。

本日20日、企画財政部の関係者が「最近のウォン安ドル高はオーバーシューティング(一時的暴騰)とみられ、問題がある」と述べたことも伝えています。

口先介入というやつですが、ファンダメンタルで動いているのでこれ止まるかどうかは疑問です。

同記事の最後の部分を以下に引用します。

(前略)
ある先物取引会社のリサーチセンター長は「あらゆる否定的変数が現実化すれば1ドル=1250ウォンまでウォン安ドル高が進むこともあり得る」としながらも「企業と個人が為替差益を狙って保有するドルを売る可能性がある1ドル=1200ウォンが高点抵抗線として作用するだろう」と話した。

引用元は同上

また、「1ドル=1,200ウォン」を巡る戦いが見られるかもしれません。

(吉田ハンチング@dcp)

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