韓国はやはり政府からの補助金がないと回らないのだなぁという話です。
そもそも鉄道会社、電気会社な社会インフラを担当する企業が公社で、赤字運営されており、政府からの補助金がないと存立できません。今回ご紹介するのは、その延長線上にあるような「高速道路」についてです。
韓国の国政監査によって、全国19の民間資本の高速道路に政府の補助金が5年間で「1兆6,390億ウォン」(約1,536億円)投入されていたことが分かりました。
投入された金額の推移は以下になります。
2016年:3,626億ウォン
2017年:3,094億ウォン
2018年:2,585億ウォン
2019年:2,971億ウォン
2020年:4,116億ウォン
小計:1兆6,390億ウォン
2017年:3,094億ウォン
2018年:2,585億ウォン
2019年:2,971億ウォン
2020年:4,116億ウォン
小計:1兆6,390億ウォン
2020年はコロナ禍があり、人の移動が制限されため、高速道路の収益が悪くなり、営業利益が2019年と比べて減った企業は10社となりました。そのぶん政府の補助金が「4,116億ウォン」と増えています。
しかし、問題はそこではなく、民間資本の高速道路であれば政府の補助金なしで運営できるようにしなければなりません。確かに国民の移動のためのインフラですから、できるだけ安価に利用できた方がいいですし、そのために補助金が必要というのは分からなくはありません。
しかし、いつまでも国が補助金を突っ込まないといけないというのはいかがなものでしょうか。鉄道、電力など同じ有り様です。これはまさに韓国経済に根強く残っている病理の1つに思えてなりません。
(吉田ハンチング@dcp)