「ろうそく集会」一歩手前な感じになっています。
自営業者の怒りが爆発!
韓国で感染が再拡大。政府はウイズコロナを撤回して防疫体制の強化に戻りました。クリスマス・年末商戦が期待できなくなった自営業者の現政権への怒りが爆発しました。
2021年12月20日、韓国の『コロナ被害自営業総連帯』が声明を発表。
政府に対して抗議の意志を表明するために「27~28日の2日間、午後5時から夜9時まで『店舗看板集団消灯』を実施する」としました。また、23日までに休業に対する賛否の意思確認をとった上で「全国同盟集団休業」に突入するとしました。
20日開催された総連帯の会議に参加したのは、
『韓国休憩飲食業中央会』
『韓国団欒飲食業中央会』
『韓国遊興飲食業中央会』
『韓国歌文化業中央会』
『韓国インターネットPC文化協会』
の6団体です。
『コロナ被害自営業総連帯』のミン・サンホン代表は、
と述べています。本当に100万店あるとしたら、韓国にとってはけっこうな大ごとです。
『コロナ被害自営業総連帯』では、
「自営業者の損失補償金遡及適用請求集団訴訟も進める」
とも。自営業者の皆さんはほぼ2年もひどい目に遭い続けています(日本も他人事ではありません)。韓国政府の対応が泥縄式で、揚げ句にウイズコロナ失敗、大統領は外遊でいないとなれば怒りが爆発しても無理はありません。
先にご紹介したとおり、韓国政府は慌てて「100万ウォン」(約9万5,000円)ずつ支給するとしましたが、そのような小銭で怒りは収まるわけはなく、ついに「遡及して損失補てんせよ」という大声が上がったのです。
まさに「謝罪と賠償を要求する」です。
「24時間営業する」と政府の防疫方針を否定!
政府の防疫強化方式に真っ向から反対する動きも出ています。以下はSNS上に上がった告知文です。あるカフェの店長が店の前に貼った、とされるものです。
「24時間正常営業します」というタイトルで「政府の今回の距離置き防疫指針を拒否することにしました」と書いてあります。
先週、西帰浦店を閉業することになりました。
過去1年間の累積赤字が10億ウォン(約9,500万円:筆者注)を超えましたが、いかなる損失補償金も全く受けないまま困難の中、運営しています。
皆さんの寛大な理解と許し、そして多くのご利用をお願いいたします。
と苦しい状況を吐露しているのです。
困難な状況に陥っている韓国の自営業者の皆さんは、文政権に対する批判を強めています。
(吉田ハンチング@dcp)