韓国は主力輸出品として「車載用二次電池」に注力しています。文在寅大統領は「K-バッテリー」と呼んで世界1位の産業に育てたいと誇らしく語っていました。
「K-バッテリー」メーカーとしては『LGエネルギーソリューション』『SKイノベーション』『サムスンSDI』の3社が最大手です。「K-バッテリー」の命運はこの3社が握っているといっても過言ではありません。
エネルギー専門市場調査会社『SNEリサーチ』が2022年第1四半期の電気自動車のバッテリーのシェアを公表していますので、見てみましょう。
2022年01~03月・車載用バッテリーシェアランキング
第1位 『CATL』……35.0%
第2位 『LGエネルギーソリューション』……15.9%
第3位 『BYD』……11.1%
第4位 『パナソニック』……9.9%
第5位 『SKイノベーション』……6.6%
第6位 『CALB』……4.4%
第7位 『サムスンSDI』……3.8%
第8位 『Guoxuan』……2.7%
第9位 『SVOLT』……1.2%
第10位 『EVE』……8.2%
その他……8.7%データ出典:『韓国SNEリサーチ』
韓国の3社はTop10内に入っており、それぞれ2位、5位、7位です。
ご注目いただきたいのは3社合計のシェアが低下していることです。
2021年は「22.1% + 5.3% + 5.8%」で「33.2%」ありました。
ところが、2022年の第1四半期には「15.9% + 6.6% + 3.8%」で「26.3%」となっています。
中国のバッテリーメーカーにシェアを侵食されているのです。いつまで「K-バッテリー」を誇っていられるかにご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)