2022年06月01日になりました。韓国「全国同時地方選挙」の当日です。
尹錫悦(ユン・ソギョル)政権が誕生したのが05月10日ですので、まだ1カ月たっていませんがもう決戦です。
新しく誕生した尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領への国民からの初めての審判でもありますので、与党となった『国民の力』は絶対に負けられません。
もし負けたら、「政権誕生からわずか1カ月でレイムダック」があり得ます。
また、野党に転落した『共に民主党』からしても、ただでさえ評判が悪くなっているので「負ける」なんてことは論外です。これ以上の凋落を避けないと、ますます党勢が弱まってしまいます。
双方とも絶対に勝たなければならない一大決戦というわけです。
尹大統領肝いり候補は京畿道知事になれるか?
見所はいろいろあるのですが、『共に民主党』の大統領候補であった李在明(イ・ジェミョン)さんの前職、「京畿道知事」。
これをどちらの党が制するか?は、いの一番の見どころです。
『国民の力』は尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領候補のスポークスマンを務めた金恩慧(キム・ウネ)さんが立候補しています。つまり、尹錫悦(ユン・ソギョル)さん肝いりの立候補者です。
一方の『共に民主党』は、「負けてたまるか」と重鎮の金東兗(キム・ドンヨン)さんを立てています。
この二人の勝負は接戦になっており、余談を許さない状況です。
李在明候補は当選して監獄行きを回避できるか?
また、今回の選挙では同時に国会議員の補欠選挙が行われ、7議席が争われます。
なぜ7議席もあるかというと、国会議員の職を辞して地方選挙に回った立候補者などがあるためです。
先にご紹介しましたが、そのうちの1議席を李在明(イ・ジェミョン)さんが狙いにいっています。
李在明(イ・ジェミョン)さんは「知名度からいけば楽勝!」と踏んだのでしょうが、これまでの行いが悪かったためか、意外な苦戦に陥っています。誤差の範囲内ですが、劣勢なのです。
もし、この戦いに負けた場合、李在明(イ・ジェミョン)さんは政治生命を失うばかりか、本当に監獄に行くのではないか――という推測も出ています。国会議員になれないと「不逮捕特権」を得られないからです。
李在明(イ・ジェミョン)さんは大統領選挙の際に「もし敗れたら監獄に行くことになってしまう」と述べたことがありますが、現実になるかもしれないのです。
まさしく、ご本人にとっては「絶対に負けられない戦い」です。
さて皆さま、いよいよ本日、審判の時がやって参ります。乞うご期待!
(吉田ハンチング@dcp)