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韓国で26カ月ぶりの「トリプル下落」達成。GDPへの影響を懸念

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2022年05月31日、韓国の統計庁が「2022年04月の産業活動動向」を公表しました。良くない兆候が出ています。

以下はプレスリリースですが、生産・消費・設備投資の重要な3つの指標が全部下落に転じました。

全産業生産:-0.7%
消費:-0.2%
設備投資:-7.5%

対前年同期比での増減
⇒参照・引用元:『韓国 統計庁』公式サイト「2022年04月の産業活動動向」

このトリプル下落は2020年02月以降で、2年2カ月ぶりのことです。

コロナの新規感染者数がピークから減少し、「with コロナ」方向に舵を切ったことで、宿泊・飲食店などサービス業で1.4%増加したのですが、鉱工業で3.3%減少するなどがあり、全産業生産は前月比で0.7%減少です。

特に、

半導体:-3.7%
食料品:-5.4%

が効いています。

また、設備投資が「-7.5%」となっているのが大きな痛手です。

統計庁の説明によると、サプライチェーンの不安定化の中で、特殊産業用機械の導入・輸入に支障を来したのが原因とのこと。

いずれにせよ、このトリプル下落は大変にはよろしくありません。以下のGDPの計算方法を再度ご覧ください。

ます、消費と投資がへこんでいます。韓国は輸出製造業で食べているわけですから、全産業生産が減少しているというのは全くいい話ではありません。つまり、GDPへの影響は小さなものではありません。

この下落傾向が継続するなら、韓国政府、また『韓国銀行』は2022年の経済成長率を下方修正しなければならないかもしれません。

(吉田ハンチング@dcp)

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