ICT(Information and Communication Technologyの略:情報通信技術)関連製品は世界に誇る韓国の主力輸出品。この輸出入で巨額の利益を上げているのですが……実は例外があるのです。
2022年07月14日、韓国の産業通商資源部から「ICT関連製品の輸出が史上最高値を達成した」というプレスリリースが出ました。
プレスリリースの中に、主要国別の「ICT関連製品による貿易収支のデータ」があります。貿易収支なので、その国と「ICT関連製品の輸出入」でいくら儲(もう)かったかを示します。
以下をご覧ください。
2022年06月までの累計貿易収支
対日本:-37.46億ドル
対台湾:-29.65億ドル
対フランス:
韓国はICT関連製品の輸出入で貿易収支「481億8,300万ドル」(2022年06月までの累計)も儲けているのですが、しかし貿易収支が赤字の国が5つだけあります。
上掲のとおり、日本、台湾を含む以下の5カ国です。
日本:-37.46億ドル
台湾:-29.65億ドル
マレーシア:-4.59億ドル
タイ:-2.97億ドル
フランス:-0.46億ドル
台湾:-29.65億ドル
マレーシア:-4.59億ドル
タイ:-2.97億ドル
フランス:-0.46億ドル
日本・台湾の2カ国以外は、赤字金額のそれほど大きくありませんが……。
中国からは「228.90億ドル」、アメリカ合衆国からは「111.22億ドル」、欧州からは「46.92億ドル」も儲けている(黒字)のですが、日本、台湾からは儲けを出すことができません。
むしろ輸入の方が多く赤字です。
これは、韓国がICT関連製品において、日本、台湾に対して優位に立てていないことを示すデータです。
(吉田ハンチング@dcp)