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韓国「KF-21」で不具合続出。まだ1時間しか飛んでないのに

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Money1でもご紹介しましたが、韓国が純国産で製造したとする次期戦闘機「KF-21 ポラメ」は、2022年07月19日、午後03時40分ごろ慶南四川空軍基地滑走路から離陸。

↑初飛行の様子を伝える動画/YouTube「防衛TV」チャンネル

初の試験飛行に入りました。この時は脚を出したママの慎重な約30分間の飛行でしたが、成功裏に終わりました。韓国メディアでも大きく報じられましたので、読者の皆さまもご存知のことでしょう。

これで韓国の戦闘機開発が順調に運ぶかのような、バラ色の未来が見えたような報道もありましたが、「新規開発」とはそんな平坦な道ではないのでした。

2022年09月12日、韓国メディア『SBS』は以下のように報じています。

(前略)
SBSの取材を総合すると、KF-21試作機は1、2次飛行試験の成功以降、3回の試験で正しく飛ばなかった。

総飛行時間がまだ1時間余りに過ぎず、音速以下の速度で飛行する時期に欠陥が現れました。

世界の全ての戦闘機が飛行試験中に欠陥が現れるというが、KF-21はやや早く、遅い速度での試験飛行中に欠陥が明らかになった。

そのため、開発会社である韓国航空宇宙産業『KAI』が残った飛行スケジュールをどのように作っていくか注目されます。
(後略)

⇒参照・引用元:『SBS』「[취재파일] KF-21 비행 시험 중 잇단 결함 발생…KAI, 리스크 대응 성공할까」

2回の飛行は成功したのですが、続く3回の試験飛行はうまくいかなかったと報じています。同記事によると、

第1次 試験飛行:成功
第2次 試験飛行:成功
第3次 試験飛行:飛行せず
(滑走路走行中にシステム異常を検知)
第4次 試験飛行:離陸したもののすぐ帰還着陸
(飛行中にアラームが鳴る)
第5次 試験飛行:パイロットがコロナ感染で延期

という結果だったとのこと。5回めはパイロットのコロナ感染ですので、これはマシントラブルではなく、やむを得ないでしょう。

同記事では、まだ飛行時間が約1時間ほどしかないし、しかも音速どころか低速でしか飛んでいないのに不具合が現れるのが早くないか?――と指摘しています。

確かにそうかもしれませんが、試験飛行でいかに不具合を見つけてクリアするかが開発というものです。

韓国には飛行機を独自開発した経験がほとんどありませんから、とにかくコツコツやるしかありません。こういう努力こそ技術の足腰を鍛えてくれます。

KF-21開発陣の皆さんにはぜひ頑張っていただきたいものです。自分たちで習得したものこそが韓国の技術になるのですから。

(吉田ハンチング@dcp)

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