韓国の『民主労総』は、総組合数2,032、組合員数69万3,662人の韓国最大の労働団体。今回韓国に物流大乱を起こしている『民主労総公共運輸労組貨物連帯本部』(貨物連帯)は『民主労総』に加盟しています。
『現代自動車労組』、『全国教職員労働組合』など、『民主労総』に加盟している団体はいずれも過激な行動をする労働組合として知られています。
そもそも『民主労総』は政治的な姿勢も問題です。
韓国の著名なジャーナリストである趙甲濟(チョ・ガプチェ)先生は、2022年11月29日、自身のサイトで「民主労総は北朝鮮政権協力団体なのか?」という記事を上げていらっしゃいます。
非常に興味深い内容ですので、以下に記事から一部を引用します。
尹錫悦大統領は、11月29日「政府は今日、韓国の民生と国家経済にもたらされるより深刻な危機を防ぐため、やむを得ずセメント分野の輸送拒否者に対して業務開始命令を発動する」と明らかにした。
(中略)
現在集団輸送拒否事態を主導している貨物連帯は、全国民主労働組合総連盟(民労総)公共運輸労組傘下団体だ。
民労総は、2022年8月13日、韓国労働組合総連盟(韓国労総)と北朝鮮の朝鮮職業総同盟(直盟)が共同で開催した「8・15全国労働者大会(南北労働者決議大会)」で米軍撤収、米韓同盟解体などを主張し、連帯書と共同決議文を作成、朗読し、従北主義論議を提起した。
(中略)
北朝鮮職盟は朝鮮労働党外郭団体で、農民や主婦ではない労働者が加入する労働団体を標榜するが、北朝鮮体制の特性上、金正恩・朝鮮労働党・北朝鮮政権の指示及び命令を受ける。
つまり、彼らの発言と行動は全て北朝鮮政権の対南工作の一環だ。
共同決議文は、民労総、韓労総、北朝鮮の直盟三団体名義の文書や様式とスペル、日付表記などが北朝鮮式になっており、内容も南北宣言履行要求、米韓連合訓練反対、日米韓軍事協力反対などを骨子とすることで北朝鮮の職員が作成を主導したものと見られる。
(後略)⇒参照・引用元:『記者 趙甲濟の世界:Cho Gab-Je The Investigative Reporter’s World』公式サイト「民主労総は北朝鮮政権協力団体なのか?」
つまり『民主労総』は北朝鮮の指令を受ける組織なのではないか、と疑問を呈していらっしゃるわけです。
尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は前文在寅政権とは異なり、北朝鮮との対決姿勢を鮮明にしています。確かに、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権を揺さぶるために北朝鮮がシンパの団体に指令を出してもおかしくはないでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)