韓国の最大野党『共に民主党』の支持率が急落しています。
↑大統領支持・弾劾反対のデモが光化門から市庁舎までの長蛇の列となりました。「なぜもっと早くやらなかったのか」ですが、非常戒厳宣布にこめられた大統領の意図や『共に民主党』の卑劣・悪辣さが韓国民に広く知られるようになったことは良いことだったでしょう。「気付いたときはいつも遅い」のです。
2025年01月19日、政府与党『国民の力』の支持率が急上昇し、『共に民主党』の支持率を抜きました。チャートでいうところの「ゴールデンクロス」達成です。
↑『アジアトゥデイ』の紙面/スクリーンショット
先にご紹介したとおり、韓国メディアで実施するアンケート世論調査というのは本当にバラバラで、調査機関によって結果はまちまちなのですが――最初に大統領支持率が40%を超えたと報じた『アジアトゥデイ』※の調査結果によると――、
※自身にとって都合の悪い報道なので『共に民主党』、党首・李在明(イ・ジェミョン)さんは「告訴するぞ」と『アジアトゥデイ』を脅しています。
政党支持率
『国民の力』:46%
『共に民主党』:35%尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領
支持率:50%
――と報じています。
もっとも、『アジアトゥデイ』は保守寄りのメディアですので、これまた調査結果が歪んでいる可能性はあります。しかし、『韓国ギャラップ』の最新の調査結果でも逆転しています。以下が2025年01月第3週(調査期間:14〜16日)の結果です。
『国民の力』:39%
『共に民主党』:36%
無党層:17%
リベラル志向といわれる『韓国ギャラップ』の最新の調査結果でも、『国民の力』の支持率が『共に民主党』を上回りました。
各紙バラバラではありますが、『共に民主党』への支持が墜落傾向であるという「トレンド」は共通しています。
支持率が下がってきたので……声が小さくなる『共に民主党』
弾劾訴追連発で政府機能を麻痺させ、大統領を弾劾宣布させるまで追い込んだ『共に民主党』ですが、その卑劣さ・悪辣さが国民に知られるようになり、支持率が急落して危機感も覚える状況となりました。
卑劣なことに、『共に民主党』はこの支持率急落を声を小さくしてやり過ごそうとしています。
韓国メディア『聯合ニュース』の報道によると、『共に民主党』指導部の関係者は、
「国会で第1党としての責任感を持ち、危機を克服することにエネルギーを注ぐべきだ」
「国民生活の回復を望む国民の声に反する言動には、指導部も断固として対応する」
と述べ、別の関係者も
「中道層の中では、尹大統領が逮捕されたことである程度、政治的混乱が収束したと見ることができる」
「こうした世論を考慮せずに与党への攻勢だけに集中し、国民生活に関する行動を無視すれば、さらに大きな逆風を受ける恐れもある」
と述べた――と報じています。朝鮮半島のお家芸である「声闘」ばかりやっていると――支持がもっと下がることは認識しているようです。
(吉田ハンチング@dcp)