韓国の『技術保証基金』が代位弁済した金額が史上最高額に達した――という報道が出ています。
ずいぶん前にご紹介しましたので、あらためて説明すると、『技術保証基金』というのは、
技術力はあるが担保や信用力が弱い中小・ベンチャー企業に対して、政府系機関として「信用保証」を行う政策金融機関
――です。
日本でも賃貸物件を借りる際に身元保証人がいない場合には、いわゆる「保証会社」を利用できますが、これに似た制度です。
代位弁済というのは、金融機関から借りた元金が返済できない場合、政策機関が代わりに借金を返済することを指します。
早い話が、韓国では「銀行融資を期限通りに返済できない中小・ベンチャー企業」が増加している――というわけです。
どのくらいの金額が代位弁済されたか――ですが、以下をご覧ください。

↑『技術保証基金』による代位弁済金額の推移。
2022年は「6,678億ウォン」だったのですが、翌2023年には一気に1兆ウォンを超えて「1兆1,058億ウォン」。ここから増加し続け、2025年には「1兆5,677億ウォン」となりました。
前記のとおり、これは韓国史上最高額です。
当たり前ですが、これは保証機関である『技術保証基金』の財政が悪化していることを意味します。また借りたお金を返せない規模が増加していますので、中小企業の経営が悪化していることも示しています。
(吉田ハンチング@dcp)





