2026年09月04日、『韓国銀行』が「2026年07月の国際収支統計(暫定版)」を公開しました。経常収支を見てみましょう。
2026年07月
貿易収支:404億3,010万ドル
サービス収支:-19億6,830万ドル
第1次所得収支:43億4,520万ドル
第2次所得収支:-7億2,900万ドル
経常収支(上記4つの合計):420億7,800万ドル⇒データ出典:『韓国銀行』公式サイト「ECOS」
当月も貿易収支が404.3億ドルと巨額になっています。これは前月に続いて、輸出が「1,000億ドル」を超えた一方で、輸入金額が抑えられたおかげで達成されました。
国際収支統計における「輸出金額」の推移を2025年01月~2026年07月で見ると以下のようになります。

上掲のとおり、「06月:1,123.7億ドル」「07月:1,004.5億ドル」と輸出金額が大きく膨らみました。
もちろん半導体のおかげです。
しかし、当月は第1次所得収支が「43億4,520万ドル」と大きな黒字になっている点にも注意しておきたいところです。
韓国の第1次所得収支はたいてい30億ドルそこそこの黒字ですが、この07月は2025年12月(47億2,950万ドル)以来の高水準です。
第1次所得収支は外国で得た所得、配当(その収支)などが計上される項目ですが、輸出一本槍よりも配当で稼ぐようになるのは、韓国にとって良いことです。
当月もやはり金融収支の方が興味深いです。
特に証券投資に面白い数字があります。Equity securities(株式)の負債側ですが、2026年01~07月の推移を見ると以下のようになります。

01月は2.2億ドルプラスですが、「02月:-132.7億ドル」、「03月:-293.3億ドル」……と巨額のマイナスが継続しました。
負債の部のマイナスなので、外国人投資家がその分韓国資産を減らしてた、すなわち韓国株式を売却した――ことを示しています。02~06月合計で、実に「1,065億ドル」に達します。
外国人投資家は韓国株式を売り浴びせてきたのですが、これが07月には+59.8億ドルとなっています。韓国株式の資産を増やしました。これから外国人投資家が韓国株式を「買い越し」で動くのかといえば――こればかりは分かりません。
(吉田ハンチング@dcp)






