2026年09月03日、『韓国銀行』が「2026年08月末時点での外貨準備高」を公開しました。
2026年08月
外貨準備高:4,423億ドル(約69兆1,625億円)※
前月比:+143億ドル<<内訳>>
⇒Securities:3,871億ドル(約60兆5,308億円)
(証券類)
前月比:+71億ドル⇒Deposits:303億ドル(約4兆7,380億円)
(現預金)
前月比:+72億ドル⇒SDRs:158億ドル(約2兆4,707億円)
(IMFのSDR(特別引出権))
前月比:+1億ドル⇒Gold:48億ドル(約7,506億円)
(金)
前月比:増減なし⇒IMF position:43億ドル(約6,724億円)
(IMFリザーブポジション)
前月比:増減なし※円換算は2026年09月03日「1ドル=156.37円」のレートで算出
⇒参照・引用元:「Korea’s Official Foreign Reserves(As of the end of August 2026)」
当月は、143億ドル増加して4,423億ドルとなりました。
2024年01月~2026年08月までの外貨準備高の推移は以下になります。

上掲のとおり、当月はどんと上昇したおっかしな月となりました。
なぜ143億ドルも増えたのでしょうか? 『韓国銀行』自身は以下のように説明しています。
2026年08月末の外貨準備高
□2026年08月末の韓国の外貨準備高は4,422億8,000万ドルで、前月末
(4,279億5,000万ドル)に比べて143億3,000万ドル増加○金融機関の外貨預金が大幅に増加したことに加え、運用収益およびその他通貨建て外貨資産の米ドル換算額の増加などが加わり、大幅に増加した。
⇒参照・引用元:『韓国銀行』「2026년 8월말 외환보유액」
では、なぜ金融機関の外貨預金が大幅に増加したのでしょうか?
❶半導体を中心とする空前の輸出好調で企業に大量の外貨が流入し、❷その外貨が銀行部門に滞留し、❸『韓国銀行』が銀行の「外貨超過準備」に利息を付けているため、銀行が外貨を韓国銀行に預ける誘因が強くなった――という流れが外貨準備高を拡大させたのです。
見逃してはいけないのは❸です。
Money1でも先にご紹介しましたが、『韓国銀行』は2025年12月、金融機関が『韓国銀行』に積んでいる外貨預金の超過支払準備金(외화예금 초과지급준비금)に利息を付ける制度を導入しました。
韓国銀行金融通貨委員会が正式に決定した措置です。
これはウォン安に対抗するために、ドルを韓国に呼び込んで、これをウォンに替えさせ「ドル売り ⇒ ウォン買い」によって、ウォンの価値を高めようとしたわけです。
これが外貨準備の拡大に効いた――ともいえるのです。
(吉田ハンチング@dcp)






