韓国・半導体製造核心素材「フォトレジスト」日本からの輸入現状 ⇒ 韓国から中国に約2億ドル輸出されている。

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「フォトレジスト」(photoresist)は半導体製造に欠かせない素材です。半導体の回路パターンをシリコンウエハ上に転写するための感光性化学材料で、ものすごく簡単にいうと、ナノメートル級の回路を作るための「超精密な型紙」となるものです。

「露光装置が描いた像を、実際の微細構造へ橋渡しする」のにフォトレジストがいるため、半導体の微細化を支える核心素材と呼ばれます。

「フォトレジストは日本企業のお家芸」といってよく、半導体産業の中でも、日本企業が現在なお世界的に非常に強い材料分野の代表例です。

半導体産業で非常に強い韓国もフォトレジストの多くを日本からの輸入に頼っています。『KOTRA』のデータで半導体製造用のフォトレジストの輸入金額を確認すると、2019~2026年は以下のようになります。


↑2026年は07月までの累計数字であることに注意してください。2019~2025年は年次データです。

ちなみに、韓国のフォトレジストの輸入金額はこの期間、日本から輸入が国別で第1位を続けています。


↑データ出典:『KOTRA』「TriBIG」。国・品目(HSコード)・期間を指定すれば、韓国の輸出入を検索できます。フォトレジストのHSコードは「370790」です(これが6桁コード)。半導体製造用のフォトレジストは「3707901010」になります(これが10桁コード)

上掲は2025年のフォトレジストの輸入金額ですが、日本からは「2億5,490万8,236ドル」輸入しています。

輸入総額は「4億346万9,186ドル」ですので、日本からの輸入シェアは「約63.2%」。韓国の輸入相手国としては第1位です。

面白いのは、日本からの輸入に頼っているはずの韓国ですが、半導体製造用のフォトレジストを輸出していることです。

しかも「中国」に大量に輸出しています。

同じように2019~2026年のフォトレジストの韓国 ⇒ 中国の輸出データを確認すると以下のようになります。

2025年に韓国は中国に対して「1億9,845万2,267ドル」、約2億ドルもフォトレジストを輸出しています。

輸出総額が「2億2,377万3,235ドル」ですから、このうち88.7%は中国に輸出されていることになります。

『KOTRA』のデータからは、韓国が半導体製造用のフォトレジストを約4億ドル輸入して、約2億ドルを中国に輸出しています。

(吉田ハンチング@dcp)

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