米『CFIUS』が韓国企業によるインテルの事業買収にGOサイン

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小ネタかもしれませんが、半導体戦争の最中ですのでご紹介します。

2020年に韓国『SKハイニックス』がアメリカ合衆国『インテル』の非揮発性メモリー・ソリューション・グループ(NSG)部門を「90億ドル」(約9,818億円)で買収すると発表しました。Money1でも二度ほどご紹介しましたが、あれの続報です。

『CIFUS(シフィウス)』(Committee on Foreign Investment in the United. Statesの略:対米外国投資委員会)において認可されたことが分かりました。

『CIFUS』は外国企業による合衆国企業に対するM&Aなどの投資案件を審査する機関で、その投資が合衆国の安全保障上の問題を起こさないかをチェックする役割を果たします。特に中国に対して合衆国の技術を渡すな、と『CFIUS』が目を光らせている昨今ですが、本件に関しては承認されたようです。

これで焦点は「お金」に移りました。

なにせ「90億ドル」ですから、ウォンに換算して10兆ウォンを超えます。どこにそんなお金があるんだという話ですが、昨年末の時点では、

2021年終わりまでに第1次契約締結で8兆ウォンを支払う

2025年03月、第2次契約締結で2兆3,000億ウォンを支払う

2025年03月まで大連工場の運営権は『SKハイニックス』には譲渡されない

というプランであることが報じられていました。『CIFIUS』が承認しましたので、本年中に8兆ウォン約7,680億円)を用意しないといけません。

ナニがあるか分からない半導体産業ですからキャッシュフローがタイトにならなければいいですね。

⇒参照・引用元:『アメリカ合衆国 財務省』公式サイト「CFIUSの概要」

(吉田ハンチング@dcp)

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