韓国『サムスン電子』は2021年07月07日に予想されたよりも上の業績を発表しました。韓国メディアが「アーニングサプライズ」と記事タイトルに惹句が踊るほどで、営業利益は12兆5,000億ウォン(約1兆2,000億円)と前年同期比53.4%も上昇しました。
ところが、外国人投資家はこの『サムスン電子』株を07~09日と売り続け、売り越し金額は「5,852億ウォン」(約562億円)と集計されました。
韓国メディアも国内投資家もこのサプライズな結果で株価は上がるものと期待したのですが、その思惑は全く外れたのです。
上掲は『サムスン電子』の株価の日足チャートですが、アーニングサプライズとやらの業績が発表されたものの陰線。その後、08、09日と株価が下落(チャートは『Investing.com』より引用)。
『サムスン電子』株価の「防衛線」といわれた8万ウォンをあっさり割り、「7万9,400ウォン」で締まりました。
韓国メディアにはよく「マジノ線」という表現が登場しますが、この防衛線は第二次世界大戦緒戦でドイツ軍の電撃戦で突破され役に立ちませんでした。マジノ線と書くということは、突破されることが前提のようにも取れます。
それはともかく、『サムスン電子』のアーニングサプライズなる業績は株価を上げることはできませんでした。
(吉田ハンチング@dcp)