韓国次期大統領の有力候補である李在明(イ・ジェミョン)さんが提訴され、これを大検察庁(検察の最上位組織)が受理。ソウル中央地検が捜査に乗り出すという報道が出ました。
以下に『亜州経済』の記事の一部を引用します。
(前略)
28日、法曹界によると、大検察庁は市民団体『司法試験準備生の集会(サジュンモ)』が 提出した告発状を去る23日に受理し、同日、『ソウル中央地検』公共犯罪捜査部(選挙犯罪専担部署)に配当した。当該部署は、反腐敗強力部のように検察の直接捜査が可能な部署である。
李候補は、去る22日、ある放送で「(金所長を)市長の在職当時知らなかった」とし「下位職員だったので当時チーム長だっただろう。 知事になって裁判を受けたとき知った」と主張した。
⇒参照・引用元:『亜州経済(韓国版)』「[単独]ソウル中央地検、「キム・ムンギは知らない」イ・ジェミョン選挙法違反の疑い」
「金所長」というのは、例の大庄洞疑惑に関与したとされた人物、キム・ムンギさんで、「城南都市開発公社開発事業1」所長でしたが、2021年12月21日に死体で発見されました。自死と判断されています。
Money1でもご紹介した、2021年12月09日に自死された「元城南都市開発公社開発事業本部長」のユ·ハンギさんに続いて、当疑惑では2人目の死亡者です。
記事内にもあるとおり、李候補は、金所長を「知らない」「知事になり、裁判が行われてから初めて知った」と発言したのですが、「李候補が金さんと長期海外視察に出かけていた」という事実が明らかになったのです。
つまり、李候補は司法の場において明白な虚偽証言を行ったことなります。虚偽事実の公表は大統領選挙を有利にするために行ったと解釈可能なため、選挙法違反に当たるとなる――と『司法試験準備生の集会』は主張しています。
さて、どうなるのかご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)