「ホウレンソウ一束830円」韓国を襲う「尋常でない物価高」

広告
おススメ記事

電気、ガス、水道といった「生活インフラ」の価格上昇に加え、野菜など物の価格も上昇。家計の圧迫が著しい状況ですが、お隣の韓国も「値上げ地獄」に苦しんでいます。

特に野菜の価格が高騰しており、中には前年比で2倍もの価格になったものもあります。

ホウレンソウが豚肉より高価になった!

2022年8月25日に、『韓国農水産食品流通公社』が発表した「農産物流通情報」では、キュウリが1本1,560ウォン(約180円)で、前年より約7割高騰。白菜も1個6,595ウォン(約680円)で、前年比45.2%も上昇しています。

他にもダイコンやレタスなど多くの野菜が高騰しています。

中でも高くなっているのがホウレンソウで、『中央日報』によると、08月25日時点の「農産物流通情報」では、1kg当たり3万2,002ウォン(約3,300円)。

同日の国産豚肉(三枚肉)1kgの取引価格は2万6,160ウォン(約2,700円)だったため、国産豚肉よりも高額です。

その後もホウレンソウの価格は上昇を続け、30日には1kg3万3,369ウォン(約3,400円)。

市場によっては1年前より2倍の価格の1束8,000ウォン(約830円)で売られています

ホウレンソウが一束830円は、いくらなんでも高すぎるでしょう。

天候不順と秋夕のために価格が高騰した

野菜の価格高騰の理由は猛暑

韓国ではこの夏大雨が続いたことで農家が打撃を受け、さらに極端に気温が上昇したことで、ほうれん草など葉物野菜(気温の変化に弱いため)が不作に陥りました。

加えて、韓国では09月の中秋節に野菜を使った料理を多く作るため、需要と供給のバランスが崩れ、価格が急上昇してしまったとのこと。

気降が落ち着くに連れて野菜の出荷量も増え、価格も落ち着くと見られています。

とはいえ、そもそも韓国は野菜だけでなく、エネルギー価格の上昇も問題となっており、今年07月の物価上昇率は昨年比で6.3%

政府の政策がインフレ対策に効果を見せていないため、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の支持率は物価と反比例するように落ち続けています。

野菜価格の安定と共に、韓国の物価上昇も落ち着くのか注目です。

⇒参照・引用元:『韓国農水産食品流通公社』「農産物流通情報」

⇒参照・引用元:『韓国農水産食品流通公社』「中秋節の準備費用」

タイトルとURLをコピーしました