読者の皆さまもすでにご存じでしょうが、2023年03月09日、ドイツのカッセル大学のキャンパスに設置されていた例の少女像が突然撤去されました。
もともと同大学の学生会の主導で設置された――とされるものですが、学長は撤去を求めていました。
現地の韓国系市民団体、コリア協議会によると、今回の撤去は学長側が行ったもの。ハン・ジョンファ評議会代表は「少女像の撤去を要求する学長側とこれに反対する学生会側が交渉を続けていたが、一方的に、不意打ちで撤去した」と述べています。
興味深いのは、2023年03月14日、韓国政府が記者から本件について質問を受けたことです。以下に韓国外交部の定例ブリーフィングから引用します。
<質問>
ドイツのカッセル大学で少女像が撤去されたという報道が出ましたが、日本の首相や極右団体が持続的に圧力を行使したというのが主な内容です。これに対する外交部の対応があるのか知りたいです。
(『ニューストマト』チャン・ユンソ記者)<回答>
私もマスコミを通じて関連事項を聞きました。少女像の設置は基本的に民間団体によって行われています。
今後も、日本による過去史関連内容を追慕できるよう、民間団体を通じて国際社会に広がることが期待されます。
⇒参照・引用元:『韓国 外交部』公式サイト「外交部の説明(03.14)」
韓国政府としての対応を聞かれたのですが、「民間団体が設置したものです」と一線を画し、「日本の過去の歴史について思い至ることができるよう」と言いながらも「民間団体を通じて国際社会に広げてください」と丸投げしました。
簡単にいえば「知らねーよ」です。
前の文在寅政権ならこういう回答は絶対にしなかったでしょう。尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は、左派・進歩系のせいで泥沼にハマりたくないのです。
さあ、政府の「知らんがな」に左派・進歩系はどうするでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)