2023年05月07日、中国の国家外貨管理局から2023年04月時点での外貨準備が公表されました。以下をご覧ください。
外汇储备……3兆2,047.66億ドル
(Foreign currency reserves)
対前月比:+208.94億ドル基金组织储备头寸……109.32億ドル
(IMF reserve position)
対前月比:+0.17億ドル特别提款权……525.42億ドル
(SDRs)
対前月比:+0.73億ドル黄金……1,323.53億ドル
(Gold)
対前月比:+7.00億ドル6,650万トロイオンス(03月) ⇒ 6,676万トロイオンス(04月)
其他储备资产……1.88億ドル
(Other reserve assets)
対前月比:+0.96億ドル計:3兆4,007.80億ドル
対前月比:+217.78億ドルデータ出典:『中国 国家外貨管理局』公式サイト
当月の注目は、また金の保有量が増えたことです。6,676万トロイオンスとなり、前月から26万トロイオンス(約8.1トン)増加しました。
※「1トロイオンス = 31.1034768グラム」
2022年11月から6カ月連続で、以下のように金の保有量を増やしています。
2022年11月:6,367万トロイオンス
2022年12月:6,464万トロイオンス
2023年01月:6,512万トロイオンス
2023年02月:6,592万トロイオンス
2023年03月:6,650万トロイオンス
2023年04月:6,676万トロイオンス
2022年12月:6,464万トロイオンス
2023年01月:6,512万トロイオンス
2023年02月:6,592万トロイオンス
2023年03月:6,650万トロイオンス
2023年04月:6,676万トロイオンス
合衆国公債の保有量を減じて、金の保有量は増やしているのです。合衆国との対立が深化している最中ですのでポートフォリオの組み換えに必死になっているものと見られます。
これは、台湾侵攻への準備と見ることも可能です。
2022年01月からここまでの「外汇储备」の推移は以下になります。
中国の外貨準備高は「約3兆2,048億ドル」となり、2022年初頭の水準を回復しています。
(吉田ハンチング@dcp)