いかに韓国の株式市場が駄目なのかを象徴するような話ですのでご紹介します。
韓国『SG(ソシエテ・ジェネラル)証券』発の「特定銘柄がストップ安に陥った」事案ですが、だんだん大事になってきました。
金融当局が韓国の35の証券会社のCEOを呼んで説教したことは先にご紹介しましたが、この時点で当局の態度はロクなものではありません。
これに加えて、(説教を受けたのが効いたのでしょう)『教保証券』『キウム証券』がCFD取引用の新規口座開設手続きの中断に踏み切りました。
※『教保証券』は2023年05月04日、『キウム証券』は05月08日から口座開設ができなくなっています。
2023年02月末時点では、国内13社の証券会社がCFD取引を提供しており、
『教保証券』:6,131億ウォン
『キウム証券』:5,181億ウォン
『メリッツ証券』:3,409億ウォン
『ハナ証券』:3,394億ウォン
が残高金額の多い証券会社です。
金額も大したことありませんし、また韓国の場合、レバレッジは「2.5倍」です。
空売りを卑怯といい、CFD取引を「相場を撹乱する」として口座開設をさせない――つくづくオープンな(そして世界標準仕様の)市場ではありません。こんな市場はもう締めてしまったらいかがでしょうか。
外国人投資家から見れば「OINK(Only In Korea)」な事例に見えて、大笑いなことでしょう。
(吉田ハンチング@dcp)