韓国「なぜ日本はよくて韓国は駄目なのか」

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先の米韓首脳会談で、「米韓ワシントン宣言」がなされました。韓国側(大統領室)は「(実質的な)核共有だ」と必死に喧伝しましたが、ウソです。

ワシントンが「違います」とはっきり述べましたし、先にご紹介したとおり、ホワイトハウスが出した「ファクトシート」を確認すれば、韓国側が望んだものとは全く異なることが分かります。端的にって「北朝鮮の核使用に備えるための協議体を作りましょう」というだけのものです。

これは、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領(第20代大統領室)が執拗に要求したために、合衆国側が根負けして「じゃあまあ、協議体だけは作ってもいいよ」と妥協したものと見られます。

しかし、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領、また韓国の皆さんには「核兵器を持ちたい」という願望は強いのです。朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が密かに核兵器開発に舵を切り、全斗煥(チョン・ドファン)大統領の時代に合衆国との手打ちがあって、やっと止まったことが明らかになっています。

日本は、世界一の反日国家である韓国に核兵器を持たせてはなりません。日本が未来永劫に核兵器を持たないというかたくなな姿勢を貫くなのならなおさらです。

この韓国の核兵器保有について、韓国メディア『毎日経済』が興味深い記事を出しています。

「『日本はできるのに、なぜ私たちはできないのか』…韓国に『核の足かせ』このままでいいのか」というタイトルです。

合衆国は韓国を核開発から遠ざけた

記事は、『世宗研究所』統一戦略研究室の鄭成長(チョン・ソンジャン)室長に取材した記事で、この鄭室長は北朝鮮問題の専門家で、先にタネを割ってしまうと「韓国は自主的に核を持つべき」と主張する人物です。

以下に記事の一部を引用してみます。

(前略)
<<質問>>
ワシントン宣言をどう評価しますか?

<<鄭室長の回答>>
ワシントン宣言は「核協議グループ(NCG)」の設立など、確かに肯定的に評価する部分が少なくありません。しかし、北核対応のために米韓間の協議をさらに発展させることが必ず必要です。

しかし、単純な協議の拡大で北核に対する国民の不安感がどれだけ実質的に解消されるかは疑問です。

合衆国は戦略核潜水艦の韓国寄港を通じて「米国の戦略資産の定期的な可視性」を増進させると約束しましたが、果たしてこれで北朝鮮がどれだけ恐怖を感じるかも疑問です。

韓国近辺で北朝鮮に使用するには、核潜水艦に搭載したSLBMの射程が7,400km以上と長すぎるからです。

何より、北朝鮮の対南戦術核の脅威と核戦力が増強される状況で、私たち自身はNPTを脱退する権利さえ放棄したのは残念なことです。

私は「核協定の拡大」と引き換えに「核の束縛」を強化したと思います。

使用済み核燃料の再処理とウラン濃縮に関して、米韓原子力協定日米原子力協定が許容するレベルは次元が違います。

低濃縮ウランについても同様です。

合衆国は、プルトニウムが核兵器開発に転用される可能性があるため、韓国の再処理許可要求を拒否していますが、日本の場合、すでに30年前に例外を認められ、非核保有国の中で唯一プルトニウムを蓄積しています。

すでに46トンのプルトニウムを保有しており、一昨年からは毎年8トンのプルトニウムを自主生産することができます。

今回、米韓原子力協定の改正を積極的に推進すべきだったと思います。
(後略)

⇒参照・引用元:『毎日経済』「『日本はできるのに、なぜ私たちはできないのか』…韓国に『核の足かせ』このままでいいのか」

鄭教授の指摘はおおむね正鵠を射ています。特に、今回の協議体発足のために「NPT(核拡散防止条約)から脱退できなくなった」という指摘は重要です。

韓国が独自に核兵器を開発するためには、まずNPTから脱退しなければなりません。脱退の権利を放棄したということは、独自の核兵器を開発するための道から遠ざかったということです。

合衆国は、戦略級の原潜を韓国に寄港させるという無駄なパフォーマンス、協議体の発足という、ほどんど空証文を出して、韓国を核開発の道から遠ざけるという「実」を取ることに成功したのです。

なぜ韓国は駄目で、日本はいいのか」は、核兵器に必要なプルトニウムを再処理から生成できるかについてです。

鄭教授は「日本は許されているのに、韓国は許されていない」、これを「なぜだ」という記事にしたわけです。

「なぜ日本はよくて韓国は駄目なのか?」ですが、理由は簡単で、韓国に核を持たせたら「キ◯ガイに刃物」みたいな事態になるからです。

朝鮮半島の北にはまさにそのような国があって、南半分にもそんな国が登場したら、「キチガイに刃物s 今度は戦争だ」になってしまいます。

日本としては、世界一の反日国家である韓国が独自に核兵器を持つなどという事態は絶対に避けなければなりません。日本が未来永劫、独自に核兵器を持つことはないと頑なな態度を固持するならなおさらです。

米韓首脳会談の後、韓国メディアでは「ワシントン宣言で米韓同盟は日米同盟よりも強固であることを示した」といった記事が散見されましたが、これは本質を突いてはいません。

むしろ、合衆国が韓国をあやして勝手に核兵器を作らせないようにした――というのが正しいのではないでしょうか。

もっとも、朴正煕(パク・チョンヒ)大統領の例を見ても、韓国は合衆国に内緒で核兵器開発に乗り出した過去があります。「朴正煕ワナビー」な尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が密かにGoを出すかもしれません。

日本は、核兵器開発に必要な装置が韓国に流れないか見張ることを怠ってはなりません

北朝鮮が核開発行っているという疑惑は玉城素先生のリポートがいち早く指摘しました。オープンソースの情報からもその国が何を行っているのかを調べることは可能なのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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