「韓国のイーロン・マスク」米国に引き渡し。転落劇も最終章

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世界を騒がせた韓国人・クォン・ドヒョンさん(別名ド・クォン:Do Kwon)の身柄は、韓国ではなくアメリカ合衆国に引き渡されることになりました。

このクォン・ドヒョンさんは「韓国のイーロン・マスク」などと呼ばれ、天才ともてはやされていました。暗号資産テラ・ルナを開発・運営していた「Terraform labs」の責任者です。


↑クォン・ドヒョンさん(Facebook掲載写真)。「暗号資産の95%は消えるだろう。台無しになる会社を見物するのは楽しい」と嘲笑するような発言をしていたのですが、見事にブーメランとなりました。

Money1でも先にご紹介したとおり、このテラは上掲のとおり、2022年05月09~11日に大暴落。12日には価値がほぼゼロに吹き飛びました。現在ではポンジ・スキームの詐欺だったと見られています。

この「韓国のイーロン・マスク」は資金隠し・洗浄の疑いをかけられたまま、2022年04月、事務所のあったシンガポールから海外逃亡。しばらく行方をくらませていたのですが――。

――上掲写真のとおり、2023年03月、モンテネグロで偽造パスポートを保有していたところを逮捕されました。

国際的に指名手配されており、韓国が自国に引き渡すように求めていました。しかし、投資家に大損害を与えた人物として、アメリカ合衆国も「こちらに寄こせ。取り調べる」と主張していました。なにせ世界で約5兆円が溶けてしまったと見られているのです。

モンテネグロ当局はどうするか?と注目されていたのですが、2023年12月07日『Wall Street Journal』は「合衆国に引き渡される見込み」と報じました。

クォン・ドヒョンさんは、ルナ・テラを批判する経済学者に対して「貧乏人とは話さない」、ルナを批判する人については「バカ、ゴキブリ」などと毒づいていました。

合衆国当局によってどのような調査結果が出るのかにご注目ください。「韓国のイーロン・マスク」の結末はどのようになるでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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