『韓国銀行』が金の実在を確認した――という件を先にご紹介しましたが、金塊といえば北朝鮮でも面白いことが起こりました。タイムリーに取り上げ損なったのですが、続報も併せてご紹介します。
『Freedom And Life』が2022年11月に記事にしています。以下に記事から一部を引用します。
(前略)
金正恩の統治資金である金塊5トンほどが奪取され、金正恩が激怒している状態だと北朝鮮に詳しい情報筋が明らかにした。情報筋はこれと関連し、「金正恩の統治資金である」と特定し、「1週間ほど前、平壌から中国に向かう金塊を積んだ車両がこれを運搬していた多数の人々と一緒に新義州付近で消えてしまった」と具体的に明らかにした。
情報筋はさらに「金塊5トンは金額だけ見れば莫大な金額だが、金正恩の統治資金を北朝鮮内部で消えてしまったのは共和国が誕生してから初めてのこと」とし、「まだこれを見つけられておらず、金正恩が激怒している状態」と明らかにした。
彼は続けて「金塊5トンは3億ドルに迫る相当な量で、これを売却するほどなら金正恩の統治資金が枯渇していると思われる」と付け加えた。
(中略)
北朝鮮の統治資金に詳しい脱北者A氏はこれと関連し、「北朝鮮の金塊は雲山などの金鉱山から製錬工場、そしてこれを保管する大成銀行などに移動するたびに武装兵士たちがいつもついてくる」とし、「軍部の事前共謀がなければ不可能だ」と明らかにした。
(後略)
北朝鮮情報なので裏が取れませんが、金塊5トンで奪取されたというのです。この報道の1カ月後、2022年12月には以下の続報が同紙に出ました。記事から一部を以下に引用します。
本媒体が先月単独報道した北朝鮮から消えた金塊5トンと関連し、このうち80%に相当する4トンほどは回収したと対北消息筋が明らかにした。
複数の北朝鮮内部消息筋から消えた金塊の量が5トンであることを確認した。
消息筋は金塊5トンの性格についても明らかに明らかにした。
彼は「当時消えた金塊5トンは金正恩の統治資金で海外貿易船を通じてドルに変えるために『平壌から新義州』に向かっていた」と明らかにした。本媒体にこれを知らせた消息筋A氏とB氏は、互いに知らない間だ。
消息筋は「当時、金塊5トンを積んだ貨物車の下に穴が開いており、金塊5トンは自然に落ちたもの」と確認した。
消息筋は「当時、金塊車両を護衛した武装軍人たちの護送車が金塊車両より先にあったため、金塊が落ちることを知らなかった」と当時の状況を説明した。
消息筋は引き続き「当時消えた残りの20%の金塊はまだ回収できず探している。責任は後で問うだろう」とし「金正恩が激怒した状態」と明らかにした。
金塊を運ぶ列車の床に穴が開いており、自然に落ちたというのです。にわかには信じがたい話ですが、もしこれが本当だとしたら、金正恩さんが激怒しても当然のことでしょう。「20%が回収できていない」ということですし。
(吉田ハンチング@dcp)