韓国は何かというと「先進国になりたい」「先進国と認められたい」というヘンな国です。
⇒参照・引用元:『MSCI』公式サイト
しかし、2023年06月09日、『MSCI』が韓国を門前払いするリポートを公表しました。
↑2023年06月09日に公表された「MSCI 2023 Global Market Accessibility Country Comparison Report」の表紙
例の「先進国市場に分類される」件です。ネット掲示板などで「『MSCI』に先進国に分類されてからまたおいで」などという書き込みがあるのは、これのためですが2023年もやっぱり駄目そうです。
『MSCI』が公表した「市場アクセシビリティ評価報告書」によると、韓国証券市場は「新興市場(Emerging Margket)」としており、「観察対象国」になることも難しくなりました(門前払いで恐らく不可能)。
このリポートによれば、韓国は18個の評価項目の中で6つが「要改善」となっており、外国人投資家の市場アクセス性が不十分という評価が下されています。
そもそも『MSCI』の市場区分で先進国とされるためには、観察対象国となって経過観察期間を経た上で行われます。
『MSCI』は、韓国金融当局が年初に示した金融市場の改善方案(英語公示義務化、外国為替市場取引時間延長、配当手続き改善など)を挙げて、「これらの案は2024年以降に施行される(予定)」としました。
「本格的に施行されれば、グローバル機関投資家たちと共に関連影響を評価するだろう」と述べていますので、韓国の「早く早く」は『MSCI』には通用しないと見込まれます。
『Dow Jones(ダウ・ジョーンズ)』:1999年~
『S&P』:2008年~
『FTSE』:2009年~
上掲のとおり、韓国は『MSCI』を残して他のINDEXでは一応先進国と認められています。『MSCI』で先進国市場に分類されることが悲願といっていいのです。
韓国は李明博(イ・ミョンバク)大統領の時代、2008年06月に観察対象国になったのですが(3回なっています)、先進国と分類されませんでした。
2014年06月に観察対象国から転落したのを最後に、以降は観察対象国にもなれていません。
2023年もほぼ駄目っぽいので「また来てねー」です。
(吉田ハンチング@dcp)