2023年06月13日、韓国『ソウル大学』がついに疑惑のタマネギ男・曹国(チョ・グク)さんに引導を渡しました。同大学「懲戒委員会」が曹国(チョ・グク)さんの罷免を議決したのです。
「罷免」措置は、強制的に教授職を剥奪するものです。
ソウル大学教員の懲戒規定に明記された懲戒処分の中で最も重い措置です。国家公務員法および私立教員法に基づき、今後5年間は公務員および教員への任用が禁止され、他大学への再就職も不可能となります。
罷免の効力は曹国(チョ・グク)さんが議決書を受け取った直後に発生します。
ソウル大学の規定では「懲戒委員会は罷免議決書を遅滞なく同大学総長に通知しなければならず、総長は受け取った後、15日以内に懲戒処分を行い、当事者に通知しなければならない」となっています。
ということは、曹国(チョ・グク)さんはあと15日以内に罷免です。
Money1でも先にご紹介したとおり、子供の入試不正と娘の奨学金名目で600万ウォンを受け取った疑惑などで有罪となり、2023年02月、1審で懲役2年の実刑判決を宣告されています。
現在、2審裁判が進行中なのですが、曹国(チョ・グク)さんはそれでも教授職にありました。
さすがにソウル大学は解任処分(停職です)にしていましたが(2020年01月)、この曹国(チョ・グク)という人は、停職処分の後もソウル大学にとどまり続け、あまつさえ給与を毎月受け取り続けたのです(解任ではあくまでも授業から外し、給与を30~50%減額という処分になる)。
計1億ウォン余りを受け取ったと目されています。
起訴されてから3年6カ月ぶりの処分で、これはあまりにも遅い懲戒措置と言わざるを得ません※。
※あまりにも措置が前に進まないので、韓国政府教育部が業を煮やして「ソウル大学の総長を懲戒せよ」という声を上げたほどです。
先にご紹介したとおり、曹国(チョ・グク)という人はこのような背景の中、2024年の総選挙に色気を見せて、文在寅さんの本屋を訪ねるようなことまでしました。すごい胆力というか面の皮の厚さです。
しかし、この懲戒が実行されれば(総長が通知すれば)、5年間は公務員になることができませんし、教職にも就けません。いよいよ進退窮まったことになりそうです。
(吉田ハンチング@dcp)