韓国企画財政部の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官が「ラーメンの価格が下がるように消費者団体から圧力をかけてください」と訴えていました。
政府が統制するわけにはいかないので……ということでしたが、これは明らかに圧力です。
↑韓国『農心』といえば辛ラーメンですが、明らかに日本の「かっぱえびせん」から剽窃した「セウカン」も有名です。
さて韓国のラーメンメーカーの皆さんはどうするだろう――だったのですが、日本でも「辛ラーメン」でおなじみの『農心』がさっそく動きました。
2023年06月27日、『農心』は、来月から辛ラーメンを「4.5%」、セウカンを「6.9%」引き下げると発表しました(出荷価格の引き下げ)。
これによって、小売店では、
辛ラーメン:1,000ウォン ⇒ 950ウォン
セウカン:1,500ウォン ⇒ 1,400ウォン
の値下げになる、と予測されています。
『農心』がラーメンの価格を下げたのは2010年以来、実に13年ぶりのこと。同社は「年間200億ウォンほどの恩恵が消費者にある」と見込んでいます。
韓国内の製粉会社が小麦粉の価格を5%下げることになり、これが『農心』の値下げを後押ししました。
秋長官の圧力が効いたようです。
(吉田ハンチング@dcp)