日本の福島処理水の放出について、韓国内の保守より vs 左派・進歩系のどつき合いが激しくなっています。
韓国左派・進歩系の皆さんにとっては事実など「どうでもいい」ことがよく分かります。日本を非難して貶め(謝罪と賠償が要求できればさらに良い)、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権に傷がつけられれば「科学的な事実」など知ったことではないのです。
2023年06月28日、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は、ソウル奨忠体育館で開催された「韓国自由総連盟(Korean Freedom General League) 第69周年創立記念行事」に出席し、ウソが跋扈する韓国内の状況に怒りをぶつけるかのような演説を行いました。
以下に、第20代大統領室が公表した尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領の発言部分を引用します。
(前略)
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は本日(06月28日:水)午前、ソウル長忠体育館で開催された『韓国自由総連盟』第69周年創立記念行事に出席しました。本日の記念行事は、自由民主主義と安保守護のために献身してきた自由総連の創立第69周年を記念し、自由民主主義の価値と国家繁栄運動を拡散するために開催されました。
大統領が自由総連の創立記念行事に参加したのは、1999年の金大中元大統領以来24年ぶりです。
大統領は今回の記念行事で、ク・デウォン自由総連釜山広域市支部副会長、リュ・ミョンソン自由総連井邑支会副会長など18人に自由民主主義の守護と国民運動の活性化に貢献した功績を認め、勲章・褒章および表彰を直接授与して激励し、記念パフォーマンスに参加して自由総連の発展を祈願しました。
大統領はイベント祝辞を通じて、韓国社会全般に自由が根付くように努力してくれた参加者に感謝の意を表しました。
大統領は、虚偽の扇動や操作、フェイクニュースが自由大韓民国を脅かすなど、私たちが多くの挑戦と危機に直面しているとし、正しい歴史観と責任ある国家観、明確な安全保障観を強調しました。
大統領はまた、自由民主主義の普遍的価値を共有する国々と強力な連帯を構築してきたとし、これは保守・進歩の問題ではなく、韓国のアイデンティティを守る問題であり、自由大韓民国に対する愛情と自由民主主義の憲法精神に対する献身的な姿勢で、この国と未来世代を守らなければならないと呼びかけました。
一方、今日のイベントには、ハン・チャンソプ行政安全部次官(長官職務代行)、カン・ソクホ自由総連総裁をはじめ、キム・ギヒョン『国民の力』党代表、ユン・ジェオク代表など政界関係者と15の関連団体、自由総連会員など4,000人余りが参加しました。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国 第20代大統領室』公式サイト「尹大統領、『正しい歴史観、責任ある国家観、明確な安全保障官を持たなければならない』」
上掲のとおり、明らかに「ウソつくんじゃねえ!」と左派・進歩系の醜態に対する批判が入っています。業を煮やしたのです。
ちなみに『韓国自由総連盟』は、反共主義に基づく教育や諸活動の実施を目的としている韓国では代表的な団体です。韓国ではしばしば「右翼団体」とされます。
反共集団なので、当然かもしれませんが創立記念式典には、金大中(キム・デジュン)大統領以来の出席です。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領、その弟子の文在寅大統領は当然ですが、李明博(イ・ミョンバク)大統領も朴槿恵(パク・クネ)大統領も参加しなかったのです。尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が24年ぶりに参加したのは、国内に自分の政治的立ち位置を明確に示す狙いがあったと思わます。
また、総選挙の日程が1年以内に迫っていますので、保守より勢力の支持を結集したいという思惑もあるでしょう。
Money1では何度もご紹介していますが、この尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は「朴正煕(パク・チョンヒ)ワナビー」の節があります。
尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は次の総選挙で絶対に国会の過半数を確保しなければなりません。
しかし、ウソばっかり言っている『共に民主党』も負けるわけにはいきません。国会で過半数を失ったら本当に「おしまい」だからです。監獄行きがますます増えること必至です。
もう始まっていますが、ここからは両陣営、必死の激闘です。
もし『共に民主党』が復権したら、岸田政権が「日韓雪解けだー」と浮かれてとった措置は全て無駄になるでしょう。その時、岸田文雄は責任を取るでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)