↑日本に進出した中国電気自動車メーカー『BYD』。どかで見たような絵面ですが……。
2024年09月27日、韓国の『コンシューマーインサイト』が興味深いデータを公開しました。
『コンシューマーインサイト』はMoney1でも以下の記事などでご紹介したことがありますが、クルマのオーナーや消費者にアンケート調査を行い興味深いデータを公開してくれる良サイトです。
今回『コンシューマーインサイト』が公表したのは「中国ブランド電気自動車の購入意向」について、です。2024年09月第2週目(09月11~16日)に行われた調査で、2年以内に新車購入意向者525人を対象にしています。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。
↑中国ブランド電気自動車の購入意向があると答えた人はわずか9%しかいませんでした。
「中国ブランド電気自動車」購入意向
ある:9%
ない:91%
購入意向がある理由については以下のようなものが高率でした。
車両価格・補助金政策:43%
車両の基本性能:10%
内外装デザイン:10%
充電機能(充電ステーション):8%
購入意向がない理由については、以下のような項目が支持されました。
バッテリーの安全性:30%
走行距離(燃費/充電):17%
ブランド信頼性:17%
アフターサービス(部品供給、整備):10%
面白いのは、「中国ブランドの電気自動車は買わない」――なのですが、「中国産の電気自動車は買わない」ではない点です。中国のギガファクトリーで生産されている『Tesla(テスラ)』車は韓国で売れているからです。
「車両価格・補助金政策」次第では購入する意思があるようですが、値段が下がれば下がるほど購入意向がある人が上昇するという結果が出ています。
「中国ブランドの電気自動車の価格」が国産比で……
90~100%水準なら:購入意向は8%
70~80%水準なら:購入意向は29%
50~60%水準なら:購入意向は61%
値段が下がれば下がるほど購入意欲が増すのは当然ですが、中国は過剰生産性を発揮して「安値の叩き合い」になると外国には絶対に負けません。
韓国の皆さんは決して油断しない方がいいでしょう。
今回のリポートで一番面白いのは以下の結果かもしれません。
中国ブランドの電気自動車はいくら安くても購入しない:39%
韓国の皆さんの約4割が、中国ブランドの電気自動車を買いたくないのです。
(吉田ハンチング@dcp)