「帰国しなきゃよかった」と思っていらっしゃるかもしれません。
韓国最大野党『共に民主党』所属で、大統領予備選にも出た李洛淵(イ・ナギョン)さんの件です。
大統領候補選挙で破れてから李洛淵(イ・ナギョン)さんはアメリカ合衆国に留学していたのですが、『共に民主党』が危なくなってきたので先日韓国に戻りました。
現党首の李在明(イ・ジェミョン)議員とはそもそも仲が良くないにもかかわらず、会食を行ったのは先にご紹介したとおりです(以下写真参照)。
『共に民主党』内部には非李在明(イ・ジェミョン)派もいて、この人たちが担ぐための神輿が必要なのです。
親文在寅派からすれば、曹国(チョ・グク)でしょうが、子供のカンニングを夫婦で手伝うような人物(本当です!)なので、とにかく世間的には全くのNGです。
李洛淵(イ・ナギョン)さんからすれば、「オレだろ」と勇んで帰国したわけですが……。
帰国したとたん警察の捜査が本格化!
2023年08月02日、ソウル警察庁サイバー犯罪捜査隊が07月25日に京畿道城南市の『カカオ』社屋に対して捜査を行い、データを押収したことが明らかになりました。
何を調べているのかというと、2021年の『共に民主党』の大統領候補選挙で李洛淵(イ・ナギョン)前代表陣営が「ポータルサイトのコメントを操作した」という疑惑です。
実は、05月に、キム・ミンソク ソウル江西区議会議員が李元代表と選挙キャンプ関係者をコンピューターなど障害業務妨害容疑でソウル中央地検に告発していたのです。
このキム議員の告発は、李元代表の選挙陣営(キャンプ)が2020年09月から翌年10月まで、約90個のIDを作ってポータルニュースページのコメントを作成し、プログラムで共感数を上げて「ベストコメント」にし、世論を操作した――というものでした。
コメント操作は『共に民主党』の党レベルで行われたと推測しており、李洛淵(イ・ナギョン)さんだけではなく、李在明(イ・ジェミョン)代表も告発対象に含まれています。
つくづく李在明(イ・ジェミョン)さんは疑惑の絶えない人です。
そもそも担当だったソウル中央地検は2022年6月、この事件をソウル警察庁に移管していました。ソウル警察庁が本件をサイバー犯罪捜査隊に割り振り、警察の捜査が本格化したという次第です。
李洛淵(イ・ナギョン)さんサイドは、疑惑について否定しています。
帰国したとたん、この有様です。真実はともかくとして、もちろんこれも政争の具です。
全く他人事な日本人からすれば「気の毒だなあ」な話かもしれませんが、こういう目に遭うのが韓国なのです。
(吉田ハンチング@dcp)