中国の半導体投資が成果を上げない。米国市場シェアは激減。

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「半導体崛起くっき」ということで、自由主義陣営国に追いつこうと躍起な中国ですが、これまでのように技術をパクることができなくなって思うように運んでいません。

アメリカ合衆国は「中国への半導体供給」を止めるだけではなく、台湾企業などを国内に誘致し「中国からの半導体流入」も止めるように動きました。その効果は如実に表れています。

『ITC』(International Trade Centreの略:国際貿易センター)によると、合衆国半導体市場における中国のシェアは以下のように低下しています。

2022年にはシェアは「11.7%」まで低下しました。また、企業の業績も良くありません。

半導体後工程で有名な企業『JCET』は売上高世界第3位ですが、2023年第1四半期の営業利益は対前年同期比で「87.2%減少」。第4位の『TFME』は純利益が「97.2%減少」しました。

最近すっかり表に出さなくなった「中国製造2025」ですが、特に半導体分野について、中国の野心は達成されそうにありません。むしろ、自由主義陣営国は「中国製造」をサプライチェーンから外そうという動きに出ています。

また、期待された中国のリオープニングは期待したほどのものではなく、Money1でも先にご紹介したとおり、輸出が対年同期比で割れてきました。

以下をご覧ください。

2023年「輸出金額」の推移
01~02月:5,063.0億ドル-8.3%
03月:3,155.9億ドル14.8%
04月:2,954.2億ドル8.5%
05月:2,835.0億ドル-7.5%
06月:2,853.2億ドル-12.4%

( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『海関総署』公式サイト

リオープニングというのにふさわしかったのは、03・04月だけで、05・06月はずるずると輸出は対前年同月比で割れてきたのです。

中国の野望は潰えようとしています。自由主義陣営国は手を抜くことなく、中国への資金流入を遮断し、完全に鎮火すべきです。

(吉田ハンチング@dcp)

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