韓国の『量子エネルギー研究所』が常温・常圧超伝導体「LK-99」を開発した、と公表し、世界的に波紋が広がりました。
波紋の一つが株価です。
先にご紹介したとおり、韓国株式市場では「超伝導銘柄」とされるものの株価が急騰しました。
Money1でも先にご紹介したとおり、『DART』などのデータを確認すると「この企業は本当にLK-99と関係があるのか?」という企業の株価も上がっているのです。
2023年08月04日、関連銘柄とされている『Sunam』(서남)が面白い「お知らせ」を出しました。
以下をご覧ください。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット『株式会社Sunam』は超伝導応用技術の商用化のために2004年に設立された技術集約的ベンチャー企業です。
(中略)
しかし、最近の株式市場では、当社が関連株とみなされ、集中している状況は少し懸念されています。
当社の超伝導技術は、REBCO物質をベースとした第2世代高温超伝導線材で、絶対温度93K(摂氏-180度)以下で超伝導特性が発現する物質であり、当社は該当製品を作り応用する特許技術を保有しています。
しかし、現在常温・常圧超伝導体を開発したと主張する研究機関とは、いかなる研究協力や事業交流がなかったことをご案内いたします。
当社の第2世代高温超伝導線材は、電気応用分野のパラダイムを変える革新素材としてすでに実用化された技術です。
当社は、当社の技術で大韓民国を越えて世界一流企業に成長するために、今後も最善の努力を尽くします。
⇒参照・引用元:『Sunam』公式サイト「お知らせ」
『Sunam』は、自身でLK-99を開発した『量子エネルギー研究所』とは関係がありあませんと明言し、自身が持つ技術はすでに実用化されたものと述べています。
2023年08月07日が締まった時点で、同社の株価は以下のようになっています。
07月22日(07:51 UTC)、『arXiv』に「The First Room-Temperature Ambient-Pressure Superconductor」というタイトルの論文原稿が上がりました。
07月24日の『Sunam』の株価は「終値:2,905ウォン」でした。ところが、08月07日の終値は「1万2,610ウォン」です。
今回のLK-99騒動で株価は、なんと「4.3倍」になりました。
ここからが問題です。
「これ大丈夫なの?」です。
(吉田ハンチング@dcp)