短信です。誠に申し訳ありません。
韓国の次期総選挙まであと半年ほどとなりました。『国民の力』は国会で過半数を取るための正念場で、野党に転落した『共に民主党』にとっては後退できない崖っぷちの踏ん張りどころです。
つまり両陣営にとっては、Sarah Brightman(サラ・ブライトマン)の「A Question of Honor」が聞こえてきそうな「絶対に負けられない戦い」です。
総選挙に向けて「現在の民意」を問う戦いが10月11日に投票となります。「ソウル市江西区庁長補欠選挙」です。
上掲の過去記事段階では、『国民の力』から金泰佑(キム・テウ)さんが出馬するかどうかは不明でしたが、正式に立候補が決まりました。
金泰佑(キム・テウ)さんは、元ソウル市江西区(カンソク)庁長なのですが、文在寅政権下で「大統領府の特別監察チームの不正疑惑」を暴露したものの、告発され有罪となってしまいました。
「不正を暴いたのが罪なのか?」との声もあったのですが、文政権下の司法は犯罪と認定したのです。
ところが、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権になった2023年08月15日、光復節の恩赦で復権。この辺が実に韓国らしいところで、李氏朝鮮からの伝統で、やたらに人が罪に落とされ、やたらに恩赦があるのです。
金泰佑(キム・テウ)さんは庁長に返り咲くべく、戦いに討って出ることを決め、『国民の力』も公認しました。
『国民の力』候補に返り咲かれてたまるかと、『共に民主党』の李在明(イ・ジェミョン)党首が病床から檄を飛ばしています(上掲写真)。
2023年10月05日、李在明(イ・ジェミョン)さんは「今回の選挙は政権の暴政を止め、江西区の新たな未来を開く出発点」とし、「政治は政治家がするようだが、結局は国民がするものです。主権者である皆さんが行使する一票、一票が国と私の地域の運命を決定する」と述べました。
また「来る06日と07日の2日間、事前投票が行われる。“あと3票足りない”と考えてほしい」と支持者に投票を呼びかけました。
李在明(イ・ジェミョン)さんも党勢を建て直すため、自身が投獄されないため必死でしょう。総選挙の前哨戦と呼ばれるこの補欠選挙。どのような結果になるのかにぜひご注目ください。
来週の水曜日、2023年10月11日に本投票、即日開票です!
(吉田ハンチング@dcp)