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韓国「2024年は国債発行」158.4兆ウォン。尹政権は必死の防戦

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2023年12月28日、韓国の企画財政部が「2024年01月国庫債11兆ウォン競争入札発行計画」というプレスリリースを出しました。

タイトルどおり「来年01月には11兆ウォン分の国債を発行するよ」なのですが、添付資料に要注目です。

以下をご覧ください。


↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「2024年01月国庫債11兆ウォン競争入札発行計画」

2024年度は「158.4兆ウォン」としています。このうち、純発行額はわずか「49.9兆ウォン」に過ぎません。残りの108.5兆ウォンは借り換え発行。超緊縮の姿勢といえます。

以下が2019~2024年の国債の純発行額の推移です。


↑コロナ禍があったとはいえ2020年、2021年の国債純発行額の異常な伸びをご確認ください。2020年(115.3兆ウォン)は対2019年比で2.59倍、2021年(120.6兆ウォン)は対2019年比で2.71倍です。

尹錫悦(ユン・ソギョル)政府は、『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)などの監視もあって、国際的な信用を落とすわけにはいきませんので、政府負債をこれ以上増やさないように涙ぐましい努力をしています。

この予定どおりいけば、韓国政府の国債純発行額はコロナ前の2019年(44.5兆ウォン)の水準まで「あと少し」です。

尹錫悦(ユン・ソギョル)政府の努力は賞賛に値します。なにせ韓国の場合は金融が脆弱で、政府負債の異常な増加は国の国際的な信用に直結しているからです。なんとか政府負債の増加を押さえないと、それだけで国の未来が危うくなります。

「韓国は駄目っぽいよ」と国際的に認知されたら、その時点でアウトです。

尹錫悦(ユン・ソギョル)政権は「前任者の文在寅がいかにアンポンタンだったか、そのため現政権がいかに努力しているか」をもっとアピールすべきです。

これで韓国政府負債が一息ついても、次の総選挙に負けたら、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権が頑張った成果は全部アンポンタン(文在寅)の後を継ぐ、左派・進歩系にもっていかれてしまいます。

文在寅政権時の針小棒大な喧伝もいかがなものか、ですが、第20代大統領室はもっと宣伝に努めるべきしょう。そうしないと選挙に負けて元も子もなくします。

ただし、努力はしているものの苦しい状況であることには変わりありません。以下の「返済計画」をご覧ください。


↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください/スクリーンショット

ご注目いただきたいのは、左下の「年ごとの満期到来額」です。

年ごとの満期到来額が異常な上昇を見せています。2024年には「85.7兆ウォン」ですが、2025年には「102.5兆ウォン」。初めて100兆ウォンを超えることになるのです。

借り換えで凌ぎながら元本を少しずつ削るという地道な努力が必要になります。国際的な信用を失墜させないようにそろそろと進むしかありません。

(吉田ハンチング@dcp)

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