韓国の運命を決めるだろう一大決戦「第22代 国会議員総選挙」まで、60日を切りました。投開票は2024年04月10日です。
先にご紹介したとおり、直近の『韓国ギャラップ』の調査によれば、左派・進歩系の最大野党『共に民主党』が劣勢になってきました。
現在『共に民主党』の院内代表は、洪翼杓(ホン・イクピョ)さんです(上掲写真の左)。2024年02月12日、韓国『MBC』のラジオ番組に出演した洪さんは、以下の発言を行いました。
「運動圏、民主化運動勢力が審判を受けなければならない対象、という指摘には同意できない」
「満州で独立運動を行った人々がまともな教育を受けられなかったことから、解放後、専門官僚が必要な場所に日帝時代の検察や巡査が栄転した」
「今検事出身が(政治に)進出しようとして民主化運動をさげんでいるようだ」
洪さんの発言は、明らかに『国民の力』非常対策委員会の韓東勳(ハン・ドンフン)委員長に対する反論です。
韓東勳(ハン・ドンフン)さんは、委員長就任後の所信表明で、以下のように述べました。
①運動圏特権勢力と戦って勝つ
②李在明(イ・ジェミョン)・『共に民主党』が国を台無しにするのを防ぐ
③党利党略で政治をしない
④国民こそが優先されなければならない
⑤自分は総選挙に立候補しない
左派・進歩系『共に民主党』などは、運動圏上がりの人物ばかりですが、それが特権階級だと指摘。これを打倒するとしました。
洪『共に民主党』院内代表は、これに対して反論したわけです。
「満州で独立運動を行った人々がまともな教育を受けられなかったことから、解放後、専門官僚が必要な場所に日帝時代の検察や巡査が栄転した」という発言は、韓東勳(ハン・ドンフン)さんに「親日派」のレッテルを貼ろうという試みに他なりません。
韓東勳(ハン・ドンフン)委員長が検事出身であることへの当てこすりです。
実際、韓国メディア『中央日報』なども、この発言に対して「86運動圏清算論は、独立活動家さげすむ親日派の論理だ」というタイトルの記事を上げています。
洪院内代表は、親日派と戦う『共に民主党』、親日派を打ち負かす『共に民主党』という構図を作りたいのです。ただの推測ではありません。
実際に、『共に民主党』は先の総選挙(2020年04月15日)では、以下のようなポスターを掲げました。
「韓日戦」と大書されており、その上には「民族の正統性を問う、精算できなかった親日派100年の歴史、2020年04月15日、反民族特委の裁判が再び開かれる」と書いてあります。
前回の総選挙では、『共に民主党』が議会過半数を超える当選者を出し、大勝利しました。
世界最悪の反日国家である韓国では、有権者に「親日派と戦うオレたち『共に民主党』」というアピールが「効く」と考えているのです。
傍から見ている分には、「また始まった」です。
(吉田ハンチング@dcp)