韓国自動車に「リコールの嵐」米韓で38万台!

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韓国企業の自動車にリコールが相次いでいます。Money1で取り上げそこなっていたリコールがあるので、あらためてご紹介します。

2024年03月14日、韓国の国土交通部が出したリコール情報が以下です。

(現代)IONIQ5(アイオニック5)など5車種11万3,916台は統合充電制御ユニット(ICCU)ソフトウエアエラーで03月18日(月)から、アバンテ6万1,131台はヘッドライトの耐久性不足で03月19日(火)から是正措置へ入る。

(起亜)EV6 5万6,016台は統合充電制御ユニット(ICCU)ソフトウエアエラーで03月18日(月)から、レイ126台はエアバッグ警告文が未表記の安全基準不適合で03月20日(水)から是正アクションに入る。

⇒参照・引用元:『国土交通部』「現代・起亜など自発的是正措置(リコール)」

電気自動車のリコールが目立ちます。このICCUのソフトウエアエラーについては、アメリカ合衆国でも指摘されており、毎度おなじみの『NHTSA』(National Highway Traffic Safety Administrationの略:運輸省道路交通安全局)が2024年03月15日にリコールを公表しています。

以下をご覧ください。まずは『現代自動車』。

『現代自動車』リコール(2024年03月15日付)
計:9万8,878台

車種
・2022-2024 Hyundai IONIQ 5
・2023-2024 Hyundai IONIQ 6
・2023-2024 Genesis GV60(HYBRID ELECTRIC)
・2023-2024 Genesis GV70 “Electrified”

対象車両には、車両の12V補助バッテリーを充電し、低電圧の車両アクセサリー機器に電力を供給する統合充電制御ユニット(ICCU)が装備されている。

ICCUは、特定の電気負荷条件下で内部部品が損傷し、落ちる可能性がある。ICCUが落ちると、12V補助バッテリーを充電できなくなる。故障が検出されると、ドライバーに一連の警告表示を行い、車両は設計上の「フェールセーフ」走行モードに入り、長時間にわたって徐々に推進力が低下する。エアバッグ、ブレーキ、パワーステアリングなどの車両システムは引き続き作動する。

安全上のリスク
MILが点灯し、計器に警告メッセージが表示されている状態で、車両を「フェールセーフ」モードで長距離運転し続けると、最終的に車両が全ての動力を失い、衝突の危険性が高まる可能性がある。

⇒参照・引用元:『NHTSA』公式サイト

次に『起亜自動車』です。こちらも電気自動車「EV6」についてのリコールです。

『起亜自動車』リコール(2024年03月14日付)
計:4万8,232台

車種
・2022-2024 Kia EV6

統合充電制御ユニット(ICCU)は、過渡的な高電圧や熱サイクルにより、時間の経過とともに損傷することがある。損傷したICCUは、12Vバッテリーを充電できなくなる可能性があり、走行中に徐々に放電が進行し、動力が低下することがある。運転者がバッテリーの放電状態に関連する警告を無視し、出力低下モードで車両を操作し続けると、最終的に車両は完全に動力を失う可能性がある。

安全上のリスク
車両が動力を失い、衝突の危険性が高まる可能性がある。

⇒参照・引用元:『NHTSA』公式サイト

というわけで、今回のリコール台数をまとめると以下のようになります。

韓国内:23万1,189台
アメリカ合衆国:14万7,110台
小計:37万8,299台

米韓でリコールが計約38万台です。

北米市場では韓国の電気自動車が売れている――としていますが、次々にリコールが発生しているのが現状です。

(吉田ハンチング@dcp)

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