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中国の習近平さんは来ません。李強さんマター

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日中韓首脳会議(サミット)が急きょソウルで開催される」という話が出ています。(よせばいいのに)韓国政府がやたらに日中韓首脳会議開催を画策し、日中、特に中国に働きかけていました。

これは、尹錫悦(ユン・ソギョル)政権がアメリカ合衆国をはじめとする自由主義陣営国に傾いており、中国からの経済報復を恐れているからです。とにかく中国との間のラインを維持しなければ――というわけです。

2024年05月末までに開催されるとしていますが、仮に本当に開催されると2019年以来のことです。


↑2019年、中国・成都で行われた日中韓首脳会談(サミット)の一コマ。安倍晋三首相と李克強首相。残念ながらお二人共故人になってしまいました。

もっとも日中韓首脳会談は、首相マターですので訪韓するとしても、国務院の地位が格下げされた李強さんが担当です(これまでは李克強さんが出席していました)。

本当に05月に開催されるなら、日本・岸田文雄、韓国・尹錫悦(ユン・ソギョル)、中国・李強という3人が集うことになります。

日中韓首脳会談の議長国は持ち回りで今回開催されれば議長国は韓国。


↑李強さんを見る習近平さんの顔が傑作です。

もともと、韓国は習近平総書記の訪韓を望んでいたのですが、そちらは無視され続けています。韓国政府は、代わりに外相会談を行い、日中韓首脳会談の開催に注力してきたのです。

しかし、中国側からは「コロナ」などを理由に袖にされてきました。

これが一転、開催に動きだしたのは実に不可思議です。

一部韓国メディアによれば「中国からの要請があった……」と、今回の日中韓首脳会議が急きょ開催に動き出した理由を説明しています。

例えば、『東亜日報』は以下のように書いています。

日中韓日首脳会談が来月末、ソウルで開催される方向でまとまった中、先月、韓国側に早急な首脳会談開催の意思を中国側が先に伝えたとのことだ。

来月、韓中日首脳会談が開催されれば、2019年12月以来4年半ぶりだ。日中韓は、4-10総選挙が終わった後、高官級当局者の議論などを経て、具体的な日程やアジェンダなどを確定する方針であることが分かった。

05日、複数の政府高官によると、中国側は先月、韓国当局に早急に日中韓首脳会議を開催するよう提案した。

日韓当局は、3国首脳が早く会うことに前向きな立場であったため、中国側の提案後、首脳会談の開催議論が急浮上したという。
(後略)

⇒参照・引用元:『東亜日報』「“내달 한중일 정상회의 추진, 中이 먼저 제안”」

「中国側が先に韓国に日中韓首脳会議の開催をもちかけた」となっています。誰もが疑問に思うのは「本当に?」でしょう。韓国としては、中国が先に言ってきたという点を自慢したいのでしょうが、もし本当なら、中国にはどんな意図があるというのでしょうか。

日本・岸田文相は04月08日に国賓待遇で訪米し、バイデン大統領と安全保障上の問題について話し合う予定です。その1カ月後のタイミングで会談し、日米の離間工作を行う意図――という見方はできます。

また経済が傾いているので、日本に「お金くれ」「技術くれ」という要求をしたい――というのもあり得ます。「増税メガネ・岸田与しやすし」と見ているのかもしれません。

ただし、中国外交部・国務院の方では公式には日中韓首脳会談については情報を出していません。

(吉田ハンチング@dcp)

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