【追記・議席数確定】韓国・総選挙「野党大勝!」161議席 vs 90議席。野党圏200議席には届かず

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韓国「第22代 国会議員総選挙」の開票がほぼほぼ終わりました。最大野党『共に民主党』の大勝、政府与党『国民の力』の惨敗です。以下が選挙区制の結果。

254議席中
『共に民主党』:161議席
『国民の力』:90議席

中央選挙委員会05;42公表時点:開票率99.50%

次に46議席を争う比例制の得票率です。

比例制得票率
『国民の未来』:37.15%
『民主連合』:26.50%
『祖国革新党』:23.98%
『改革新党』:3.54%
『自由統一党』:2.33%
『グリーン正義党』:2.11%
『新しい未来』:1.70%

中央選挙委員会05;44公表時点:開票率91.99%

比例制の方がまだ約8%開いていませんが、『共に民主党』の衛星政党である『共に民主連合』が「26.50%」、『祖国革新党』が23.98%です。合わせて「50.48%」。

――ということは23人~24人の当選者が出るとして、161人の『共に民主党』当選者と合わせて「184~185人」で大統領の拒否権を覆せる200人(定数300人の2/3)には届きません。

2024年04月11日、中央選挙管理委員会が公表した議席確定数を以下に追記します。

<<議席確定>>
『共に民主党』『民主連合』計:175議席
『国民の力』『国民の未来』計:108議席
『祖国革新党』:12議席
『改革新党』:3議席
『新しい未来』:1議席
『進歩党』:1議席

『共に民主党』と『共に民主連合』が175議席となりましたので、国会の過半数を確保。ただし、『祖国革新党』が12議席ですから、李在明(イ・ジェミョン)さんと曹国(チョ・グク)さんが連合しても「187議席」。

李俊錫(イ・ジュンソク)さんの『改革新党』3議席、李洛淵(イ・ナギョン)さんの『新しい未来』1議席と『進歩党』1議席が加わり、『国民の力』の反目に回ったとしても192議席ですので、やっぱり国会の2/3には達しません。

もし、大統領の拒否権を覆したいのであれば、『国民の力』から造反議員が出るしかないのです。

『国民の力』は惨敗ではありますが、ギリギリのラインはなんとか死守した――という結果となりました。また、もともと114議席だったので、惨敗といっても6議席減っただけじゃん――と見ることだって可能です。

今回の総選挙をどう総括するかによりますが、極左の『グリーン正義党』など全く議席を取れなかったわけですし、曹国(チョ・グク)さんは大法院の判決が実刑判決になればすぐ監獄に行くことになります。李在明(イ・ジェミョン)さんが司法リスクにさらされていることにも変わりありません。

韓国の司法はすぐに政局に影響されますが、司法が総選挙の結果に阿ることなく、犯罪者をしっかり監獄に送るなら、『共に民主党』および追従勢力を削ることは十分に可能でしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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