2024年06月20日、『韓国銀行』が「2023年 韓国企業の財務諸表分析」を公表しました。
これは、韓国企業の非金融企業、つまり銀行などを除いた一般企業の財務諸表を調査し、2023年に成長性、収益性、財務安定性がどうだったのかを公表するものです。
第三者による監査を法的に義務付けられている企業が提出した財務諸表を基に『韓国銀行』が調査を行っていますので、このデータは信用できるはずです。
で、結果がどうだったのかというと――以下が『韓国銀行』の摘要になります。
成長率
2023年の売上高成長率(16.9% ⇒ 2.0%)は前年比で減少、総資産成長率(7.8% ⇒ 5.4%)も前年比で減少した。収益性
売上高営業利益率(5.3% ⇒ 3.8%)、税引前利益率(5.1% ⇒ 4.4%)共に前年同期比で低下した。財務安定性
2023年末の有利子負債比率(105.0% ⇒ 102.6%)は低下し、総資産に占める借入金・社債の合計(28.8%)は2022年末と同水準となった。
全然駄目――です。
対前年同期比で売上高の成長率は「14.9%ポイント」も低下ました。総資産の成長率は「3.4%ポイント」低下。
収益性も低下しています。特に、営業利益を総売上で割った「営業利益率」が「1.5%ポイント」も下がったのは驚きです。
つまり、韓国企業は対前年で売上が伸びなくなって。儲からなくなった――のです。
良くなった数字は「有利子負債比率」だけで、良くなったといってもわずか「2.4%ポイント」だけです。「営業利益率が2.4%ポイント良くなった」なんて話とはワケが違います。
韓国の皆さんは怒るかもしれませんが、筆者が言っているのではありませんから。『韓国銀行』の結論です。
韓国は2023年に非常な不景気に陥ったという証拠でもあります。韓国はいい話がありません。
(吉田ハンチング@dcp)