「1ドル=1,200ウォン」を破ってウォン安が進んだことで、韓国メディアでもドルウォンレートの行方が注目されています。
韓国メディア『イーデイリー』に為替レートの予測が出ていますのでご紹介します。以下に記事の一部を引用します。
(前略)
イム・ヘユン『ハンファ投資証券』研究員は07日、報告書で「01月の為替レートは不確実性拡大の中で1,200ウォンを中心に騰落する見通し」とし「追加オーバーシュートが発生した場合、上は1,230ウォン水準まで見ておく必要がある」と明らかにした。1,230ウォンはパンデミック以後コロナ19の懸念が再び高まった2020年5月水準だ。
(後略)
⇒参照・引用元:『イーデイリー』「為替レート、1230ウォンまで見ておく必要…ただし、高値は第1四半期」
以下のチャートをご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:日足)。
↑水色の水平線が「1ドル=1,200ウォン」。赤の水平線が「1ドル=1,230ウォン」。
イム研究院によれば、01月中は「1,200ウォン」を中心に値が動き、上は「1,230ウォン」まで見ておくべきとしています。
ちなみに「1ドル=1,230ウォン」というと、2020年にドボン寸前だったときにも達しています。この水準までいくと……そこで止まればいいですが、スルスルとさらにウォン安が進行したらどうするんだという懸念があります。
さらにイム研究院は以下のようにも述べています。同様に引用します。
(前略)
ただ、イム研究員は「今年を年間で見れば、為替レートは今四半期中に高値を過ぎるだろう」とした。(中略)「今四半期以降、為替レートはドルが強い基調が続いた後、1,100ウォン中盤水準で騰落する見通し」と明らかにした。
(後略)
第1四半期に高値を付けた後は、1,100ウォン中盤水準での推移になるだろう――と読んでいます。これは、アメリカ合衆国のテーパリング、利上げのコンボが決まって金融政策の不確実性が緩和されれば、レートも落ち着くと見ているからです。
さて、この予測が当たりますかどうか、乞うご期待です。
(吉田ハンチング@dcp)