2024年07月29日、韓国の統計局が「2023年11月01日現在の人口住宅総調査」の結果を公表しました。これがなかなか興味深い結果です。
総人口:5,177万人で、前年から0.2%(8万人)増加しました。
総世帯数:2,273万世帯で、前年から1.5%(34万世帯)増加しました。
総住宅数:1,955万戸で、前年から2.0%(39万戸)増加しました。⇒参照・引用元:『韓国 統計局』「2023年11月01日現在の人口住宅総調査」
ご注文いただきたいのは、総人口です。対前年比で「8万人」、0.2%増加しています。
韓国は2023年に合計特殊出生率が「0.72人」を記録し、出生数は大きく減少しています。Money1でもご紹介してきたとおり、毎月の出生数は2万人を割るのが常態化しているのです。一方の死亡数は3万人超えが常となってきました。
つまり、出生数より死亡数の方が多いわけですから、当然「人口の自然減」が進んでいます。
では、なぜ人口が増えるのか?――です。
答えは簡単で、以下をご覧ください。
内国人は4,984万人(96.3%)で、前年比10万人(-0.2%)減少。
(上掲黄色のマーカー部分)外国人は194万人(3.7%)で、前年比18万人(10.4%)増加。
韓国人の人口は減少しているのですが、外国人が増えたので、総体としての人口は微増したというわけです。しかし、韓国の皆さんにとっては重要なポイントがあります。
誇らしい自称「30-50クラブ」からすでに転落したのだ!
韓国人の皆さんは、「30-50クラブ」というものがまるであるかのように話し、誇りました(以下の先記事を参照してください)。
「30-50クラブ」というのは、韓国人の説明によると
「人口5,000万人以上、1人当たりの国民所得(GNI)3万ドル以上の国家のこと」
だそうです。もちろんそんなサークルはありませんし、勝手に言っていることです。
上掲の韓国統計局の発表のとおり、韓国人はすでに「5,000万人いない」のですが、それでもまだ「30-50クラブ」のメンバーということになるでしょうか?
最も遅くクラブに加入して、最も速くクラブから脱退した国――「あいつ、遅れてきたくせに、もういなくなったぞ」なのでは?
(吉田ハンチング@dcp)